新・巨人の星!?
育成枠出身の左腕星野真澄は使えるか

 背番号100に熱い視線が注がれている。'09年育成ドラフト1位で巨人に入団した左腕・星野真澄(25歳)。

「原辰徳監督はドラフトの時から、下位で指名の選手よりも育成枠の星野を高く評価していた。よほどの見込み違いでない限り、支配下選手登録するつもりで指名したとも聞いています。
  キャンプでも原監督から『(育成枠出身で'08年新人王、'09年最優秀中継ぎ投手賞を受賞した)山口(鉄也)を彷彿とさせる』と賞賛され、紅白戦でも好投。球の出所が見えにくい投球フォームだけでなく、左打者の内角に食い込むようなボールは確かに山口に似ている。阿部(慎之助)も初めてボールを受けた後、『育成ではもったいない』と驚いていました」
(巨人担当記者)

 星野のプロ入りまでの道のりは平坦ではなかった。

「埼玉栄高から愛知工大に進み、バイタルネット、BCリーグの信濃グランセローズと渡り歩いた経歴からもわかるとおり、野球エリートではない。
  バイタルにいた'08年もドラフト候補だったが、夏の都市対抗北信越予選決勝の前日に気胸を患い、痛みをこらえながら先発して2回KO。そのまま病院に運ばれて手術を受け、プロからも声がかからなかった。'09年は信濃でシーズン中は月給15万円、オフは日給8000円のバイトで生計を立てた苦労人です」
(スポーツライター)

 それだけにエリート選手には負けないという強い気持ちを持っている。

「ポジションは違いますが、同学年のドラ1・長野(ちょうの)久義にはライバル心を燃やしている。マイペースで調整する長野とは対照的に、『僕には時間がない』と必死です。 性格の方も明るく、カラオケでモノマネをしたり、下ネタもOK。早くもムードメーカーになっている」(前出・担当記者)

 野球評論家の橋本清氏も支配下選手登録される可能性は大いにあると話す。

「一番いいのはボールのキレ。ハングリーな部分も持っているから、やれるという自信がつけばチャンスはある。オープン戦での結果にかかってきますが、"山口2世"になる可能性は十分あると見ています」

 背番号が軽くなる日はすぐ近くかもしれない。