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 現代ビジネスの読者の皆様。はじめまして。ふっしーこと藤野英人です。

 ひふみ投信のファンドマネージャーをしています。今回、縁あってこちらで10日に1回のペースで、連載を持つことになりました。

 週1のペースでは短すぎて大変、でも月1のペースでは間延びしすぎている、ということで10日に1回という「旬」という単位で書きたいという話をしたら編集長の瀬尾さんからあっさりOKが出ました。編集長と話すととても緩くてなんでもアリな感じで、さすがネットメディアという感じです。

 さらに話す内容も経済、投資、企業から社会、スポーツ、映画、音楽、小説、なんでもよいと本当にザックリとしています。これからトキドキ本業の投資の話をしながら、10日に1回に私がドキドキした話を伝えていこうと思います。まずは今回はちょっと経済や投資に関わる話をしましょうか。

 −26%
これは何の数字でしょうか?

 これは2001年9月末から2011年9月末の東証株価指数の成績(パフォーマンス)です。これはみなさんのイメージ通りの数字でしょうか。この10年間で日本の株式市場は26%も下がりました。「失われた10年」という名にふさわしいダメっぷりです。これはみなさんのイメージ通りの数字ですか。それでは次の質問です。2001年9月末に上場した会社のうち、何割の会社の株価が10年でプラスになったのでしょうか。全体では26%下がっています。そのような中で株が騰がった会社の比率はどうだったのか。

 下の4つから選んでみてください

1. 15%
2. 20%
3. 40%
4. 60% 

 答えは、4の60%です。驚きではありませんか。正確に言うと57%です。日本株はこの10年間、全体で26%下がっているのに、57%の会社の株が上昇をしています。辻褄が合わないと思われますか。なぜこのようなことが起きたのでしょうか?

 それはこの10年間下落をしたのが日本の大型株企業だからです。TOPIXは時価総額比重と言って、会社の値段をあらわす時価総額が大きい会社ほどその数字に影響をうけるようになっています。すなわち、日本の57%もの会社の株が騰がったのに、26%も全体に下がっているのは日本の大きな会社の株価が不振であったからです。

次ページ  この図はこの10年間で上昇を…
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