学校・教育
体育会系もかなわない軍隊出身者のド迫力!ハーバードビジネススクールを席巻する「ミリタリーエリート」
日本の若者は彼らとの「戦争」に勝てるか

ハーバードが士官学校に

 ビジネスのウエストポイント(士官学校)といわれるハーバードビジネススクール(HBS)。先が読めないビジネスという名の戦場で、リーダーシップを発揮して勝利に導く人材を育成するのがHBSの役割ということだ。しかし、このところ、HBSは本物の士官学校になりつつある。入学者の一割(約100名)は軍隊出身者となり、学生会長や成績優秀者も軍隊出身者が総なめし始めているのだ。

今回はアメリカの教育界、いやビジネス界で台頭しているミリタリーエリートについて紹介したい。

HBS教授陣の中でも、次世代スターの代表と言われるラマーナ・カーシク教授が先日10日間ほど来日していた。情報公開、企業統治から政治経済まで幅広く研究し教鞭をとるカーシク教授。わずか3年という異例の速さでMITの博士号を取得し、当時HBS学生の平均年齢より若くして、HBSで教壇に立っていた俊才である。

HBS東京リサーチセンターの佐藤所長や山崎さんとともに、カーシク教授の東京滞在でのアポイント調整や同行取材を実施した。テーマが政治経済であり、私がハーバードでフェローをしていた時に知り合い、日本訪問のきっかけを作った縁で、お手伝いをさせてもらった。

カーシク教授に「今HBSで目立って成功するバックグランドは何か?起業家?金融?コンサル?」と聞いたとき、すかさず「軍隊だよ。彼らは本当に素晴らしい」との答えが返ってきた。そういえば、HBSのキャンパスを歩いていると、不似合いな(失礼!)デカい丸刈りの集団がガンガン走っていたり、HBSのジムを占拠して滅茶苦茶重いウエイトを挙げていたのをよく目撃した。


カーシク教授は「彼らの大半は実戦経験がある。アフガニスタンやイラクから帰還した連中だ。極限の状況で生き抜いてきた。リーダーシップや実戦がどういうものか身を挺して理解している。高い点数やきれいなレジュメだけで入学してきた連中とは気合が違う。仲間が負傷したり亡くなったりしている連中も多い」という。スポーツの世界だけの体育会とは経験と気合が違うようだ。

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