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 「お金を入手すること」この作業がめんどくさく感じられるようになってきました。なぜ私たちは、お金を入手する必要があるのでしょうか? このお金で手に入れたい「モノ」を直接、私は、手に入れることができるのではないか。このような気分をここ1年で強めています。

 つまり、自分の能力とネットワークを使うことで、「お金」を経由せずに、直接的に、衣食住を調達してしまうことが可能であることを知ってしまうと、なぜわざわざ「お金に自分の活動を換金する必要があるの?」そういう境地に達するのです。お金は必要なだけ最低限稼いで、後は自分の能力の向上とネットワークの強化に力を注いでいれば、なんの問題もないのではないか?

 つまり、自分の能力とネットワークを重要な資産だと考えるという発想です。このようなスタイルを確立している、個人はなぜ出現してきたのでしょうか? このことについて少し詳しく説明してみたいと思います。

ネットは現実の至る所に埋め込まれている~露出社会の出現~

 2010年に主語のある個人が情報発信をし、また同時に情報受信をし、インターネットだけに閉じずに実際に対面までし、いろんな活動を行いはじめた。つまり、2010年は、インターネットが「こちら側」「あちら側」を二分割する壁ではなく、こちら側に点在し始めた記念すべき年。それはphone的とも言えるかもしれません。この2010年の申し子たちは、かなり狡猾だし、戦略的な人々もいます。インターネットを、現実的に利用しているのです。

 この2010年以降一部のコミュニティで顕著になった現象を私は「露出社会」として分析するのですが、露出社会では、人々は次々に繋がり合います。それは、コミュニケーションをしたいという人間の社会的動物としての本能をくすぐったもので、どんどんわたしたちはコミュニケーションを行いました。その結果、わたしたちは、気がつけば、自分を人間関係という蜘蛛の巣に捉えさせてしまいました。

露出社会における資本家の出現?!

 この明暗は数々がありますが、その顕著な例を挙げましょう。

 わたしたちは、広大なソーシャル村社会を築き上げてしまっています。今や、私たちは互いを監視し合っています。これはいい面も悪い面もあります。いい面としては、ソーシャル村の監視システムによりこの中では比較的安全な取引が可能となったこと、一方で悪い面はいい面の裏返しであり、互いのつながりによる監視により、個人の信頼性、が可視化されはじめたことがあげられます。

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