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ニュースな会社28"冬のボーナスはどうだ!"
原発事故補償で泥沼の東電、球団買収で話題のDeNA、 円高・タイ大洪水などで明暗分けた大企業など
を徹底取材

 約100億円で横浜ベイスターズを買収すると言われているDeNA、原発事故で1兆円超の特別損失を計上した東京電力、1000億円もの損失隠しを行っていたオリンパス・・・。ニュースで話題の企業のボーナスの実態に迫っていこう。

来夏の見通し立たず

 まずは横浜ベイスターズの買収問題で、一気にその名が知れ渡ったDeNA。モバゲーの大ヒットで躍進著しい同社だけに、さぞやボーナス額もと思いきや---。

「ウチは年俸制なので、ボーナスという仕組みはないんです。平均年収は626万円(従業員平均31・2歳)と総じて高額ですが、新卒でも年収が約500万円~1000万円とかなりの個人差が出ます。それにウチはシステム部門を中心に人手不足。忙しすぎて給料を使う暇がない人が大半だと思いますよ」(DeNA20代社員)

 粉飾決算で話題となったオリンパス(平均年収679万円・従業員平均40・9歳)は、昨冬の賞与は約63万円。今年は横ばいが予想される。

「冬の賞与は6~9月の業績がもとになっているので、粉飾決算が騒がれ始めた10月以降のことは今期の賞与には影響はないでしょう」(転職コンサルタント)

 だが、今後の捜査次第では上場廃止の可能性もあり、「来夏のボーナスの見通しは立っていない」(社員)という。

 食中毒騒ぎなどで、世間の注目を集めたのは外食産業だ。強盗被害の多さで目立ったのが牛丼チェーンのすき家(ゼンショーホールディングス)。今年1月~9月に起きた牛丼チェーン店の強盗被害全71件中、なんと9割にあたる63件がすき家で発生。危機管理能力の低さになんとも不安を覚える。

 それでも、業績は前年度を大きく上回るものだった。

「ゼンショーの '11年3月期連結決算での売上高は3707億円。今年は日本マクドナルドホールディングスを抜いて、外食産業のトップになったメモリアルイヤーでした。現場の士気を上げるためにも、ボーナスはアップしてくるでしょう」(亜細亜大学経営学部・茂木信太郎教授)

 ゼンショーの平均年収は551万円(従業員平均33・9歳)。強盗被害多発の経営への影響はまだ表面化していないようだが、危機管理への意識が低いままなら客足が遠のく可能性も高いだろう。

 他の不祥事・話題の企業に関しては次ページの表を参照していただきたい。

賞与予想は専門家の意見、社員への聞き取り、各種数値を基に作成。
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