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 喫煙や高血圧で脳卒中のリスクが高まることはよく知られていますが、ABOの血液型も脳卒中リスクに関係していることが、ハーバード大学公衆衛生大学院のLu Qi博士らの研究によって明らかになり、2011年11月18日に行われたアメリカ心臓協会のミーティングで発表されました。

 過去に行われた61973人の看護師を対象に行われたナーススタディ(NHS)と、27808人の医療関係者の男性を対象に行われた調査(HPFS)のデータを分析した結果、AB型の人(男女)は、O型の人に比べて26%も脳卒中のリスクが高いことが明らかになりました(93%が白人。女性平均年齢46歳、男性平均年齢53歳・BMI24~25kg/m2)。またB型の女性は、O型に比べて15%ほど脳卒中リスクが高いこともわかりました。

 Qi博士は、血液型と脳卒中のリスクが関係するメカニズムについては明らかではないものの、以前の研究でもAB型とB型の人が、冠動脈疾患を引き起こす可能性がある血管内皮細胞の機能障害と関係していることを指摘。さらに以前に行われた別の研究で、A型の人がLDLコレステロール値が高いことやB型がコレステロール値や収縮期血圧が高いことが指摘されていることを説明しています。

 Qi博士は、今後は血液型による生活スタイルの違いが、どのように血液型に影響するかを研究していきたいということです。

医療ジャーナリスト 宇山恵子
American Heart Association, Abstract 16887, November 18,2011


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