スポーツ

落合博満「今明かされる『オレ流采配』の真実」
「完全試合直前」山井の交代、アライバ謎のコンバート、WBCボイコット・・・

2011年11月28日(月) フライデー
friday
(左上)オレ竜投手陣の司令塔・森繁和ヘッドコーチ(右)。ブルペンの映像を公開しないなど、情報統制を徹底した (右上)監督の考えどおり、「体・技・心」の順で鍛えられた森野将彦(左)。現在、彼は最終段階にあるのだという (左下)井端弘和(奥)と荒木雅博をコンバートするプラン自体は、 '04 年の監督就任当時からあたためていたという (右下)'07年の日本シリーズで快投する山井大介。監督は降板した彼よりリリーフした岩瀬仁紀が心配だったという

〈この先、(荒木が)二塁手に戻るようなことがあれば、間違いなく以前を遥かに超えたプレーを見せるはずだ。遊撃手を経験したことにより、荒木の守備力は「上手い」から「凄い」というレベルに進化しているのだ〉

■采配(4) ベテラン重用の理由

 落合政権下でレギュラーを奪取した生え抜きの野手はなんと、森野将彦(33)だけ。「若手を使わず、ベテランを贔屓する」と批判される所以(ゆえん)だが、この点、落合監督は否定しない。まだ時間がある若手と先がないベテラン、〈どちらがここ一番の場面で力を出すのか。それを考えると、ベテランを起用せざるを得ない〉と明言しているのだ。実際、日本シリーズで和田一浩(39)、谷繁元信(40)らが活躍しているだけに重い言葉である。

 冷や飯を食わされている側にも目を向けよう。1年目から3割近い打率をマークしたのに出場機会が激減。「落合にスポイルされている」とファンに噂されている藤井淳志外野手(30)については、新聞紙上でのコメントと同様、〈勝負どころの打球判断に不安を感じていた〉と語っていた。だが、他の選手もエラーはする。彼が目の敵にされた理由はおそらく、別頁のこんな記述の中にある。

〈何も反省せずに失敗を繰り返すことは論外だが、失敗を引きずって無難なプレーしかしなくなることも成長の妨げになるのだ〉〈注意しなければ気づかないような小さなものでも、「手抜き」を放置するとチームに致命的な穴があく〉

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