鳩山邦夫「兄由紀夫と同様、民主党政権は何もできない」
鳩山 邦夫氏

政権交代で民主党政権が誕生した。

 私は兄(鳩山由紀夫)と菅直人さんらと民主党を作った創業者の一人だ。

 ただ、2年前の選挙の時、「民主党が政権を取ると一体どうなるんだろう」と非常に深く考えたことがあった。その選挙の時、私は自民党を勝たせようと随分がんばったんだ。「政権交代」という大風が吹いた結果、25人応援して21人が落選の憂き目にあった。

 この選挙で民主党は大勝利を収め政権交代が実現した。私は政権交代に際して2つの考えを持った。

 一つは調子のいい公約を乱発してうまく国民の心を引きつけ自民党国会議員を300から100にたたき落とした。これはなかなかの名人芸といえる。私は総務大臣時代、かんぽの宿などの郵政財産の不当売買問題を追及したところ、民主党の国会議員も一緒になって不当売買問題追及に乗って来た。自民党の方は不正を隠そうとした。かんぽの宿問題は自民党人気の回復に役立つと思っていたのだが、民主党はそれを100%選挙利用し勝利を果たす。なんか変な形にもかかわらず選挙に勝つという一点で天才的な戦略をめざしたわけだ。民主党は政権を奪取した。

 私の中に民主党は政権をうまく運営できるのか。こういう疑問は沸々とわき上がっていたが、意外としぶとくやって10年ぐらいは政権を握り自民党は政権奪還できないかもしれないとも思っていた。

 他方、「やっぱり民主党政権はぼろを出すだろう」という考えもよぎった。

 結論としては、予想以上にボロボロの政権運営が続き、最悪のパターンを繰り返した。兄(鳩山由紀夫)ー菅直人ー野田佳彦と没落の道へ転がり落ちて行く。