永田町ディープスロート

「子ども手当6兆円」
ママに出してもらうんですか、鳩山さん

それならいいけど、このままでは破産ですよ

2010年03月01日(月) 週刊現代
週刊現代
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 実母から、判明しているだけで10億円以上もの資金を提供されていたことを、「自分は知らなかった」と言い張る鳩山首相。しかし、その首相の強弁は、ウソである可能性が濃厚だ。

 実は鳩山首相は、若手の自民党議員だった'89年に、ジャーナリストの故・筑紫哲也氏との対談で、こんなことを語っている。

< 鳩山 親父も弟も国会議員をやっておりますから、助けてもらっています。

筑紫 資金的にもですか。

鳩山 そうです。現実には、自活にははるかに遠い状況です >

(『永田町下級武士たちの決起政治改革に挑む』編著/ユートピア政治研究会・'89年・講談社)

 この発言は、2つの事実を指し示す。一つは、鳩山家の政治活動が、少なくとも20年以上前から「家族ぐるみ」で行われていたこと。二つ目は、鳩山首相自身が、それを当時から認識していたということだ。

 鳩山家を良く知る後援会関係者の一人も、こう証言する。

「'86年に由紀夫氏が衆院選に初出馬した時から、母親の安子さんは援助をしていました。当時、由紀夫氏は事務所を田園調布駅前に置きましたが、その物件も、安子さんが見つけて来て、開設したものです。
安子さんは支援者に、『資金の心配はしなくていい。自分が生きている間は、由紀夫の選挙費用は5回でも10回でも自分が出す』と語っていたそうです。由紀夫氏が『知らなかった』というのは、とても信じがたい話です」

 国民に失望感をばら撒いている鳩山首相にとって、それは支持率を上げるための起死回生、あるいは窮余の一手なのだろう。首相は2月15日、こう言い切った。

「子ども手当は、予定通り満額を支給する」

 その前日、首相は「リアル鳩cafe」なるイベントで、官邸に招待した一般有権者に対し、「ムダを削って、余裕ができた分だけでやろうと思っています」と発言。「総選挙で掲げたマニフェストを修正する意向」と物議を醸していたが、そんな公約違反との"疑惑"を打ち消すように、「満額を支給する」と断言したのである。

 だが、待ってほしい。子ども手当の満額支給に要する予算は、年額で5兆~6兆円。そんな防衛予算にも匹敵する巨額のカネが、いまの国庫のどこにあるのか? 母親からの資金で政治をしてきたように、まさか子ども手当も、ママのおカネに頼って乗り切ろうと考えているのか・・・?

小見出し・・・口先ばっかりなんだから

 中学生以下の子ども全員に、一律で月2万6000円('10年度は半額の月1万3000円)を支給するというのが「子ども手当」である。

 昨年の総選挙の際、民主党はこの政策をマニフェストの目玉として掲げ、政権交代を成し遂げた。幼い子どもを抱えた若い親たちからは大歓迎される一方、子どもが高校生以上になっている家庭の場合、扶養控除の廃止などにより、逆に「増税」になるケースも多く、世論調査でも賛否が分かれている政策だ。

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