永田町ディープスロート

古賀茂明「一人でも多くの国民が政治に関心を持ち、声を上げることが大事なんです」

講演録「日本を再生を考える」 前編

2011年11月17日(木) 古賀茂明
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瀬尾: 現代ビジネス編集長の瀬尾傑です。皆さん御存じのように、古賀さんは9月26日に経済産業省を退職されました。これまで霞ヶ関の内部から改革に取り組んでこられた古賀さんは、結局、仕事を取り上げられ、いわば干されてきたわけです。「仕事をください」とお願いしたにも関わらず、「あなたにやってもらう仕事はないんだ」「仕事はありません」と言われました。古賀さんは、それならもう給料をもらっているわけにはいかないと、やむなく退職を決断されたわけです。

 官僚は本来国のために働くものですが、しかしよく言われるように省益のために働いている官僚がほとんどです。その中で数少ない国民のために働く古賀さんに仕事がない、まさに国民のための仕事はないという。霞が関はとんでもないところだと改めて思い知らされます。

 古賀さんは退職した日に、現代ビジネスに退職の弁を寄稿してくださいました。その中で古賀さんはこう書かれました。「公務員を辞めるということは改革を諦めるということではありません。これからも改革のために、今まで通り、いや、今まで以上に努力していきたいと思います」。今日の会はその第一歩にしたいと思っています。

 とはいえ、改革は古賀さん一人でできるわけではありません。皆さんの力と知恵を出し合ってみんなで改革に取り組みことが必要だと思います。今日の会の名前を「古賀茂明と日本再生を考える会」としたのは、古賀さん一人に任せるのではなく、我々も知恵を絞り汗をかき日本の再生を進めたいという思いからです。

 それでは、古賀さん、よろしくお願いいたします。

古賀: 皆さん、こんばんは。

 今日は会場に本当にたくさんの皆さんにお越しいただいて、本当にありがとうございます。ネットで申し込まれた方がほとんどだと思いますけども、そのせいか、若い方が多いなと思います。年配の方が多いといけないっていうわけじゃないんですけど、やっぱり若い方がたくさん来ていただけると、何となく日本の将来が明るいんじゃないかっていう気がして非常に嬉しく感じております。

 私の本を読まれたり、あるいはテレビ、ラジオで私の話を聞いていただいてる方にとっては、いまから話すことは聞いたことがあるなと思う話もあると思いますが、そこのところはお許しいただければと思います。

 今日(10月20日)は、九州電力のヤラセ問題で九電の対応に国民の怒りが集中しているという話があります。それを取り上げながら関連する課題に触れていきたいと思います。

 ここにいらっしゃる方はよく御存じだと思いますが、九州電力はヤラセ問題で第三者委員会を作って、真相は何だったのかという調査を、郷原信郎先生という弁護士の方を委員長に据えてやってもらったわけですね、その中で真実を究明していこうと。

 これは不祥事があったときによく採られる形態です。役所でもたまにそういうことがあります。私も以前、独立行政法人に出向していたことがあるんですけども、そこでスキャンダルが起きたときに、やはり弁護士の先生をヘッドにして第三者調査委員会を作って、いろいろ真実解明と改善策の提言をやってもらったことがあります。

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