経済の死角

1月までに「M9地震」が来る
北大研究員の根拠とは

2011年11月15日(火) 週刊現代
週刊現代
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「今年の4月以降、〝地震エコー〟という現象が増えています。これは、M9クラスの巨大地震が再び発生する確率が高くなったことを意味します。発生時期は今年12月から来年1月にかけての可能性があります」

 衝撃的な警告を発するのは、北海道大学地震火山研究観測センターの森谷武男・研究支援推進員(元北大助教授)である。

 森谷氏は、大気圏内VHF電磁波散乱体探査法による、地震予知研究者の一人。地震の前に観測されるVHF波の乱れ(地震エコー)を解析し、地震の発生時期や震源を予測するというが、この地震エコーに、不穏な兆候が出ているという。

「3・11の大震災の約8ヵ月前から、89.9MHzのチャンネルに地震エコーが観測されていました。同じ周波数の電波を発する放送局は全国にありますが、観測点は、通常この電波は受信できない場所なのです。そこで8ヵ月間、異常電波が観測され続け、弱まり始めた矢先に東日本大震災が起きました。現在、同じ現象が再び始まってから7ヵ月になります。同じような経過を辿るとすれば、12月以降に大地震が起きる怖れがあるということです」

 となると、いったいどこで起きるかだが、森谷氏はこう語る。

「東北南部の太平洋沖になる可能性が高いと思われます。震央は、東北南部沖から関東沖の日本海溝南部付近。北は福島沖、南は房総半島沖というエリアになるのではないでしょうか」

 奇しくも、つくば市にある防災科学技術研究所も最近、「房総沖で地下(海底)のプレートがゆっくりと滑る〝スロースリップ〟が起きている」との観測結果を発表した。同研究所は、この現象について「東日本大震災の影響がある」としながら、スロースリップが「関東地方での地震発生を早めている可能性もある」と警鐘を鳴らしている。

 スマトラ島沖の巨大地震と大津波('04年12月)の3ヵ月後に起きた同規模の地震も、最初の地震の震源域の隣で起きた。房総沖には十分な警戒が必要だ。

『週刊現代』2011年11月19日号より


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