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IBM のレポート表紙

 企業にブランドがあるように、個人にもブランドがあると感じられるようになりました。それはなぜか? 個人が不特定多数の人々から「見られる」場を持ち、かつその場において他の個人との評判獲得競争があるからではないでしょうか?

 最近、Linkedinの日本語化が進みましたが、ビジネスパーソンとして、どのような職務経験と経歴を有し、どのようなビジネスパーソンとのつながりがあるのか、など、今まで第三者が客観的に把握できなかった個人情報までが、オープンにされていく流れが止まりそうにありません。このような状況がさらに進んでいけば、有力な経験と外部リソースを有す個人の力を、企業は無視できなくなるでしょう。

 そのような近未来のビジネスパーソンと企業の在り方を考える上で参考になるIBMの調査レポートを今回紹介しようと思います。

IBM調査レポート一部概要

 IBM は2011年2月8日から10日にかけて、オンライン・ディスカッション「Jam」を開催。企業、学術機関、非営利組織(NPO)、政府機関から2,700名を超える人々が参加し、 ソーシャル・ビジネスをテーマに、この先数年でソーシャル・ビジネスによって私たちの働き方がどのように見直しを迫られるかについて 討論されました。

 そこでは、約2,600の投稿と約600のツイートが寄せられていますが、その中から人事部とソーシャル・ビジネスという項目で今後のビジネスパーソンの向かう先を予測する上で重要になる視点が提供されています。

人事部門とソーシャル・ビジネス

 人事部門が文化の変革をどのように進められるかという議論から、人事部門の果たす役割の議論が始まりました。人事部門は、社員ひとり ひとりの個人というブランドは勤務中・勤務外の両方の環境で存在し ているという事実、そして人事部門がこのようなブランドを所有して いるのではなく、社員が勤務している間それを「レンタル」しているにすぎないのだという事実を認識する必要があります。

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