永田町ディープスロート

原口一博・直撃インタビュー 「みなさんは
本当の小沢さんを知らないんです」

民主党はこれでいいんですか
聞き手:長谷川幸洋(東京新聞論説委員)

2010年02月24日(水) 週刊現代
週刊現代
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原口一博
1959年生まれ。総務大臣。テレビでもおなじみの論客である

― 鳩山内閣の不支持率が支持率を上回りました。

原口 強い危機意識を持って臨むべき状況であると思っています。私たち民主党政権には、いくつもの抜本的な制度改革をしなければならないというミッションがあります。
たとえば、行政改革を行うことでHATKZ(ハットカズ)(H=ひも付き補助金、A=天下り、T=特別会計、K=官製談合、Z=随意契約)をなくそうとしていますが、それには霞が関の長い間の慣習と闘わなくてはならない。そのため、ものすごく大きな力を必要とします。その大きな力の源泉となるのが「国民の支持」です。
したがって、もしもこのペースで支持率が落ちていくと、大胆な変革ができなくなってしまう恐れがあります。

― 支持率下落の原因をどう分析していますか。

原口 マニフェストを実行するための財源をしっかりと示すに至らなかったからだと考えます。もちろん、私が触れられない件も原因としては小さくないでしょう。

― 小沢一郎幹事長の土地取引をめぐる事件ですね。

原口 政治資金規正法を所管する大臣として、これに関わる個別の案件にはコメントできないので、"私が触れてはならない件"です。

― 政治とカネの問題をどう解決していきますか。

原口 ですから、個別案件については言えませんが、まず、政治資金規正法と公職選挙法は時代に合っていないので改正しなければなりません。よく言われるとおり、いずれもザル法であるが故に、解釈によってどこで抵触してしまうことになるかわからないとも言われます。ということは、法自体が政界への参入障壁になってしまいますね。
これではいけない。すべての人が自由に政治家として民主的な活動ができるように、誰が読んでも一つの解釈しかないという法律にしなければなりません。
また、不透明なカネを生む温床となってきた企業・団体献金を禁止します。個人献金に移行するためには税制改正も含めた改革をしなければなりません。
そして公開性。政治家、政党の収支はすべてオープンにします。

― ところで、原口大臣は次の総理大臣候補とも言われていますね。

原口 そういう評価をいただくのは、ありがたいことです。

「親分」ではなく「親」です

― 原口大臣は小沢幹事長の秘蔵っ子で、幹事長を「親分」と呼んでいるとの噂もある。本当ですか?

原口 「親分」なんて呼んだこと、一度もありませんよ。大間違いです。そもそも民主党はそういう上下関係で人を締め付ける組織ではありません。小沢さんは、私の政治家としての生みの親なんです。「親」と「親分」では、まったく違う。

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