「八百長はすべて認めました」
春日錦が本誌に告白

「八百長力士」と認定され引退勧告を受けた力士たちは、表面上大人しく引退届を出したが、実際は不平・不満の塊だ。なかでも恨みを買っているのが、特別調査委員会に全面協力したという春日錦(前竹縄親方)。処分発表後いっさいコメントを発していなかった春日錦が、本誌の取材に答えた。

「調査委員会の聴取では、八百長を認めました。昨日(5日)ボクは引退届を提出して、一区切りという形になっています。いまは詳しいお話ができないですし、最近は雲行きが怪しくなってきた(恨みを買っているという意味?)ので、代理人を立てたんです。ボクの口から色んなことを話すとアレなので。

 八百長を否定しながら、引退届を出した力士たちについて? ボクにはそのあたりの気持ちは分からないですね。やっぱり人の気持ちっていうのは、10人いればみんな違いますから」

 春日錦の代理人弁護士が、心中を代弁する。

「親方(春日錦のこと)は、特別調査委員会の8回の聴取で、最初から八百長を認めていました。8回目には、私も同席しています。私も(八百長について)さんざん週刊現代を読んで勉強しましたよ。 

 ほかの力士が引退勧告を受けたなかで、親方が出場停止(停職)だったのは、情状面を勘案してくれた結果だと思います。暴露本を出さないかという誘いもありますが、本人とも相談して、『貝になろう』と決めています。引退後の将来については白紙です。私は何か資格でもとったら、と勧めているんですが、1週間でこういう事態になってしまったので、まだ人生の方向転換ができていない段階なんです」

 一方、処分された力士・親方たちは、協会に対しても怒りが収まらない。

「『モンゴル人力士と、日大出身力士の狙い打ちだ!』という者もいます。処分されたうち、モンゴル人が5人、日大出身が5人。しかも、立浪、出羽一門が多い。ある親方は、『この調査自体が八百長だ』と吐き捨てていました」(スポーツ紙相撲担当記者)

 確かに三役以上の力士はひとりもいない。土俵も八百長、調査も八百長。これからも八百長は続く。

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