賢者の知恵
2011年11月01日(火) 週刊現代

世界同時発売ベストセラー『スティーブ・ジョブズ』
独占掲載第1回 世界を変えた男の「絶頂とどん底」

週刊現代
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〝MacBook Air〟を発表するジョブズ。彼の人生は、最先端技術の歴史そのものだ〔PHOTO〕gettyimages

 初めて明かされるカリスマの真実

 この10月25日、全世界で爆発的な売り上げが予想される1冊の本が発売される。主人公は急逝したスティーブ・ジョブズ。説明するまでもなく現代の天才だ。日本では本誌が逸早く内容を紹介する。

小4で高2の知能指数

〈ジョブズは、自分は早死にすると思うので、シリコンバレーの歴史に名前を残せるようにいろいろ早期に達成したいと(仲間の)スカリーに打ち明けた。

「僕らは皆、少しのあいだしか地上にいられない。本当にすごくて上手にできることなんて、たぶん、ほんの少ししかないんじゃないかな。どのくらい地上にいられるかなんて、誰にもわからない。もちろん、僕にもわからない。でも、若いうちに多くのことをしなければならない---そう思うんです」〉

 がんを患い10月5日に56歳の若さで急逝した、アップル創業者のスティーブ・ジョブズ。アメリカではバラク・オバマ大統領が弔意を表し、世界中のアップルストアには彼の死を悼む人々が花を手向けた。その早すぎる死を予感していたかのような冒頭の言葉は、ジョブズが28歳のときのものである。

 コンピュータを身近な存在にし、MacやiPod、iPadなど次々に革命的な商品を生み出してきたジョブズらしく、遺作となったiPhone4Sは、ジョブズの死の前日に発表され、10月14日に発売されるやわずか3日間のうちに全世界で400万台を売り上げる大ヒットになった。

 新製品のプレゼンなどでは堂々とスピーチをするジョブズだが、実はマスコミ嫌いでも有名だった。その彼が自ら企画し、長期取材を受けて完成した唯一の本格的評伝『スティーブ・ジョブズ(Ⅰ)』(講談社刊)が10月25日に全世界で同時発売される。それに先駆けて、本誌で同書の内容を先行公開しよう。ジョブズが著者のウォルター・アイザックソン氏に語った言葉を中心に、彼の足跡を振り返っていく(本文からの引用は〈 〉で括り、適宜要約している)。

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