それって、地震酔い?

(原元 美紀)

「今、揺れた?」 という確認がまるで挨拶になったかのように、震災から2週間経った今も、ずっと余震が続いています。

「今、揺れた?」

 という確認がまるで挨拶になったかのように、震災から2週間経った今も、ずっと余震が続いています。

 3月11日の東日本大震災の発生以来、M5.0以上の余震は、3月25日(12時まで)なんと352回も観測されています。これまで多いとされてきた1994年の北海道東方沖地震(M8.2)の98回をはるかに上回る過去にない活発な余震活動となっています。

 この余震で、被災地の方だけではなく、東京の住民でも体調不良を訴える人が増えています。

 実際は揺れていないのに、揺れているように感じて、めまいや吐き気といった症状に悩まされているというのです。

 かくいう私も、ずっと目が回っていて、船に乗っているような感覚が続いています。

 ネットではこの症状をこう呼んでいるようです。

『地震酔い』。

気のせいなの?病気なの?

 NASAと「宇宙酔い」の共同研究もされている「めまい研究」の専門家、聖マリアンナ医科大学の肥塚泉教授に話を聞いてみました。

「これは『下船病』という疾患なのです」

 下船病とは、船や乗り物から降りた後などに生じる「身体がよろめき揺れている感覚(後揺れ)」や平行障害で、視覚情報と平衡感覚(三半規管)のズレが原因とされています。

 因みに、船や車など、揺れる乗り物に乗っているときに酔うのが「乗り物酔い」。揺れる乗り物から降りた後の止まった地面で酔うのが「下船病」です。サーファーやマリンスポーツをやる方たちは「陸揺れ(おかゆれ)」と呼んでいるようです。

 通常は一過性で数分から48時間ほどで消失するそうですが、今回の余震活動のように、治りかけた頃にまた揺れると体がなかなか正常化しにくい可能性があるそうです。

対処方法は?

 具体的には次のような対処方法が有効だということです。

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