ソーシャルウェブが未来を創る!
2011年03月29日(火) イケダ ハヤト

Webに広がる震災被災地支援の動き 2011年は「マイプロジェクト元年」となる 

新たな消費者の登場と企業コラボレーションの可能性

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 震災発生後、多くの人々によって被災地支援の取り組みが行われています。ウェブを使った支援の動きは特に活発であり、枚挙に暇がないといっても過言ではありません。主だった動きの一部を下記にリストアップいたします。

・クラウドソースの復興支援マップ「sinsai.info
・「無事情報」を集める「buji.me
・アーティストたちによる復興支援「kizuna311
・被災者への住宅提供のマッチングサイト「roomdonor.jp
・ツイッターと連動した献血プロジェクト「400L for Hope
・被災地に情報メディアを設置する「Life Tweet Project
・子どもたちの笑顔を投稿するサイト「PRAY&SMILE FOR JAPAN
・企業のための支援表明サイト「できること
・寄付に込められた想いを投稿する「I donated for Japan

 このように、数多くのプロジェクトが人々の手によって立ち上げられ、社会に価値を提供し始めています。いずれのプロジェクトも企業や自治体、NPOなど特定の組織ではなく、「個人」の有志の手によって動かされているものです。

「マイプロジェクト元年」

 クリエイティブクラスをターゲットにしたウェブメディア「greenz」の兼松佳宏氏は、「マイプロジェクト」という言葉で、こうした「個人によるプロジェクト型の社会貢献」の動きを語っています。震災後、多くの人々が自らのスキルとネットワークを生かして「マイプロジェクト」を実践し、共感する仲間とともに社会に価値を提供し始めているのです。

 阪神淡路大震災はボランティアという行為を日本に浸透させたという意味で、「ボランティア元年」と言われます。私は今回の大震災は、「マイプロジェクト元年」になるのではないかと考えています。

 震災からわずか2週間でこれだけのプロジェクトが立ち上がっている、という事実が示しているように、「マイプロジェクト」は非常に速いスピードで立ち上がります。そのスピードは多くの企業や自治体のそれを上回っていると言えるでしょう。

 創造性(クリエイティビティ)も「マイプロジェクト」の特徴の一つです。冒頭で上げたプロジェクトは、いずれも優れたアイデアやコンセプトを持ち、人を魅了させるコンテンツを提供しています。

 未曽有の大震災は、早いスピードと高い創造性でプロジェクトを創り上げ、社会問題の解決に乗り出す人々を浮き彫りにしました。今回の震災は、日本の消費者を考える上での一つのターニングポイントであると私は考えています。

「マイプロジェクト」時代の企業の関わり方

 企業は「マイプロジェクト」を実践する人々とパートナーシップを組むことで、社会に価値を提供することができるでしょう。

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