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著名人たちが明かす「私の名医」
いい医者に会えてよかった!

(週刊現代)

 この人に手術をしてもらってよかった。この人に命を預けて本当によかった。この人に私は救われた—いい医者に巡り会えた人たちは幸せだ。その幸せを少しだけ分けてもらおう。

 この人に手術をしてもらってよかった。この人に命を預けて本当によかった。この人に私は救われた—いい医者に巡り会えた人たちは幸せだ。その幸せを少しだけ分けてもらおう。

こんな若僧で大丈夫か

小野ヤスシさん(腎盂がん)

「私の娘はいま28歳、息子は24歳ですが、それよりちょっと年上の若い先生に、私は命を救ってもらった。かかるなら若い医師というのが私の持論です」

 タレントの小野ヤスシさん(71歳)は、こう言い切る。

 自分の目の前に座っているこの医者は、本当に信用できるのか---。その判断基準として、私たちは医師の「知名度」や「肩書」「症例数」、あるいは病院の「ブランド」を重要視しがちだ。万が一の時には、「やはり有名病院のベテラン医師のほうが頼りになる」と考えている人は多いに違いない。

 ところが小野さんの場合、そうした一般的な医師の選び方とはまるで違っていた。なぜ「若い医師」がいいのか。理由は後述するとして、まず小野さんの病気について説明していこう。

 '09年10月、区の検診で血尿が見つかった。自覚症状は皆無だったが、自宅近くの国立病院機構東京医療センターで精密検査を受けたところ、10日ほど経ってから「腎盂腫瘍、つまり腎盂がんです」と告知された。腎盂とは腎臓と尿管をつなぐ部分のことで、腎盂がんは、50~70代にかけて患者数が増えるがんだ。

 同センター泌尿器科の斉藤史郎医長による指導のもと、小野さんの担当医を務めたのは、当時まだ32歳の矢木康人医師だった。小野さんが振り返る。

「告知されたときは、そりゃあ驚きましたよ。でも検査の結果がそうなのだから、受け止めざるを得ない。ただ、丁寧でわかりやすい説明内容から、矢木先生に対する不安はありませんでした。4段階あるステージ(病期)はⅡ。手術の話になったとき、先生は『僕が執刀しますが、僕でよろしいですか』と言った。ベテラン医師なら口にしないであろうその言葉に謙虚さを感じた僕は、『この人にすべてを任せよう』と決めました」

 交友関係の広い小野さんには、大学病院の医師の友人も数多くいた。にもかかわらず、見ず知らずの若い矢木医師に任せようと決めた理由は、ほかにもあった。

「最先端の医療機器が揃ったブランド病院であっても、使いこなせる若いドクターがいないとダメだというのが私の考えなんです。いまや医療技術は日進月歩どころではないほどの猛スピードで進化を続けている。いかにベテランの名医とはいえ、それらの機器を60歳、70歳の先生が存分に使いこなせるかとなったら難しいのではないか。どんな世界でも、若い世代のほうが最新の機器を使いこなしている人は多いのですから」

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