スポーツ

Close up 高橋由伸
巨人「甦った フルスイング」

2011年10月16日(日) フライデー
friday
東京ドームベンチ裏のトレーニングルームで、素振りに励む。その打撃技術は、先輩・松井秀喜から「僕にもマネできない」と絶賛された

(1)'99年9月、試合中に打球を追ってライトフェンスに激突。右鎖骨を骨折し全治1ヵ月で、残りのシーズンを棒に振る。
(2)'03年4月、腰痛のため約3週間のリハビリ。
(3)'04年オフに、右ヒジ骨棘(通称ネズミ)の除去手術。
(4)'05年4月、右肩肩甲下筋肉離れを発症し、約3週間、戦線を離脱。
(5)同年オフ、右足首の骨棘除去手術。
(6)'06年5月、左肩腱板を損傷し約1ヵ月戦線離脱。
(7)'09年9月、腰の手術を受け同年はわずか1試合1打席の出場に終わる---。

「辛かったですね。ようやくケガが治ると、またケガをする。その繰り返しです。特に一昨年に腰の手術をした後は治療以外何もできず、家で悶々としていました。アスリートにとって、身体を動かせないというのは本当に悔しいものなんです。一日でも早く治すために、自分なりにネットを検索し知り合いに相談するなどして、日本中のお医者さんを調べました」

 懸命のリハビリのおかげで、昨年のヤクルトとの開幕戦では8番ファーストでスタメン出場した高橋。最初の打席での感覚は、鮮明に覚えているという。

「久しぶりの緊張感でした。お客さんの大声援と温かい拍手が、身に沁みましたね。結果はファーストゴロでしたが、打席に立てるだけで嬉しかったです」

 高橋は同年116試合に出場し、2割6分8厘13本塁打の成績を残し、復活の兆しを見せた。だが〝3割30本塁打〟を3度も記録している大打者にとって、とても納得できる成績ではなかった。

「やはり腰を手術した直後で、騙し騙しプレーしていた部分はあります。腰への負担を減らすために、ベンチにはクッションを置いて座っていたんです。再発するのを恐れて、なかなか思うように身体を動かせませんでした。試合に出られるようになったのは良かったですが、あの程度の成績で満足はしていません」

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