1月29日、米有力紙は、欧米等でリコール(製品の回収・無償修理)が続いているトヨタ自動車に対して「対応が遅い」などと痛烈に批判した。
トヨタのリコールは、昨年から断続的に起こっている。高級車「レクサス」などでアクセルペダルにフロアマットが引っかかる「フロアマット問題」が発覚し、11月下旬、426万台のリコールになった。このとき、トヨタは、フロアマットの誤用が原因で車両自体の欠陥を否定していた。
ところが、今年に入ると、フロアマットではなくアクセルペダル自体の不具合が判明し、230万台をリコールしたかと思うと、再びフロアマット問題による109万台のリコールが続いた。と同時に、アクセルペダル問題に対処するために北米生産・販売の一時停止を決定。カナダと欧州も合わせると、リコール対象車は910万台にのぼる。
また、日米でプリウスのブレーキに関する苦情が表面化。まさにトラブルの連発だ。
トヨタは、国内でハイブリッド車を中心にエコ減税の影響もあり好調だが、主戦場の北米ではこの体たらく。日本のエクセレント・カンパニーに一体何が起こっているのか。
リコール費用は数百億円とされ、トラブル対処のための引当金は2000億円とも言われるので、当面経営の心配はないだろうが、今やトヨタ車は、米道路安全保険協会が発表する27車種の「最も安全な車」には含まれておらず、ブランドイメージへの打撃は甚大だ。かつて大学街はトヨタ車ばかりで、知的階級の一種のステータスであったが、今やその面影はない。
それにしても・・・。安易な陰謀説を唱えたくはないが、釈然としない。貿易摩擦は現代の戦争で、何でもありは常識だからだ。
'08年、トヨタはGMを抜いて車の販売台数世界一になった。一方GMは、一昨年の金融危機から経営悪化が深刻化し、昨年6月に破綻した。オバマ政権はGMを税金で支援し、その批判を受けている。
ここでトヨタを叩き、GMが業績を伸ばすことをオバマ政権は歓迎するはずだ。今回のトヨタのリコール騒ぎに際して、GMは、トヨタからの乗り換えに1000ドル出すという阿漕な商法でシェア奪回に必死になっている。
- 東大秋入学への期待と課題、 そして不安 (2012.02.05)
- 経産省 インサイダー物語 (2012.01.29)
- USOっぽい 発送電分離 (2012.01.22)
- 財務省のご説明行脚 (2011.12.30)
- 税収増の記事が小さい理由 (2011.12.18)
- リコール・トヨタが標的にされた内幕 (2010.02.16)
- 「トヨタ家の末裔」がお白州に引き出される日 (2010.02.16) - jbpress.ismedia.jp
- トヨタを脅かす安全性の危機 (2010.02.01) - jbpress.ismedia.jp
- ようやく謝罪、迷走トヨタと「創業家のプライド」 (2010.02.19)
- 日本車の品質は本当に「世界一」なのだろうか? (2010.02.05) - jbpress.ismedia.jp
-
-
伊藤博敏「ニュースの深層」キョーリン製薬HDの前会長が土地転売詐欺師たちにハマってしまった理由 (2012.02.09) -
-
-
賢者の知恵新研究 あの著名なミュージシャン、作家、画家・・・ なぜ天才にゲイが多いのか (2012.02.09)









Small Size
Large Size















