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 つい数ヵ月前まで、「元ニート」などと、揶揄(やゆ)されていたのに、一人の人間の評価は、短期間で変われば変わるものだ。

 小泉Jr.こと、小泉進次郎氏が「大活躍」している。

「最初はロクに話もできなかった。しかし、短い間に演説がみるみる上手くなっています。記者とのやり取りは当意即妙で、『やっぱりあの元総理の息子』と思わせる時が増えてきました」(全国紙政治部記者)

 2月1日の衆院本会議後のこと。記者に囲まれた進次郎氏に対し、突然「貴乃花親方が相撲協会の理事に当選したが・・・」と、まるで場違いな質問が飛んだ。

 フツウの新人なら「えーと」と口ごもったり、「よかったですね」などと当たり障りのない発言でお茶を濁したりする場面だ。ところが進次郎氏はすかさず、

「多くのファンの方々が、協会の皆さんに『改革の痛みに耐えてよく頑張った!』と言葉を贈るような未来にしていただきたい」

 と、父・純一郎元首相がかつて横綱・貴乃花に贈ったフレーズを引用してコメント。さらに、国会でもたついた鳩山首相に対し、

「力士にとって手は刀と言います。政治家にとっては言葉が刀。その刀、総理の刀はいまどうなっていますか。そう伺いたいですね」

 と、ベテラン議員も顔負けの絶妙な批評を加え、記者たちを驚かせたのだ。前もって「この質問をする」とシナリオができていたのでは、と邪推したくなるほどの口達者ぶり。自民党内でも、進次郎氏の急激な"成長"に驚きの声が上がっている。

「遊説局長代理として地方に出すと、谷垣総裁なんかより断然、人気がある。先月の党大会でも、最後まで会場に残ってファンの女子学生たちの写真撮影に応じていた。もしかして彼は、自民党にとって、凄い拾いものになるかもしれません」(自民党中堅代議士)

 それにしても世襲をいったん否定したクセに、結局は世襲議員に頼っている自民党は、実に情けない。党内には、進次郎氏を"救世主"として、参院選では前面に押し出そうという意見もあるという。28歳の新人を客寄せパンダにする前に、党内の改革などやる事はいくらでもありそうだが。



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