佐々木俊尚「ブレイクスルーな人たち」
2011年03月11日(金) 佐々木 俊尚

「ソーシャル」こそが再びテレビを甦らせる

佐々木俊尚×有吉昌康(株式会社PTP社長) 第2回

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vol.1 はこちらをご覧ください。

有吉: 今までは放送局と家電メーカーはお互いWinWinの関係でした。家電メーカーがどんどんどんどんいいものを安く作っていけばテレビを見る機会が広がってきたと思うんです。しかし、今はもうそうじゃなくなっているんじゃないでしょうか。自動CMスキップ機能みたいのを作ってしまって両者の利害が反しているわけです。

佐々木: そうですよね。

有吉: あるいは3Dもそうです。僕は流行るかどうか分からないと思ってますが、どんどんそっちの方向に家電メーカーさんが独自に進化していったりする。

佐々木: 流行らないと思いますけど、個人的には。

有吉: はっきり言うと僕もそうだと思います(笑)。

佐々木: 前回の続きに話を戻します。家電メーカーに「番組評価互助会」の話を持って行っても全然反応が悪かったということでした。

有吉: そうです。やっぱりいろんな思惑があって、皆さん「ウチではやらない」と仰った。

佐々木: では自分でやるしかないかと。

有吉: そうなったら自分でやるしかないですよね。自らのリスクで行けるとこまで行ってみようと、思ったんです。

 そのときはまだコンセプトしかなっかった。こういうことがこういうふうに出来たら面白いはずだっていうのを紙で説明しても、やっぱり皆さん「君の言ってることは分かるけど・・・」というところで止まっていた。じゃ、実際のモノを見せるところまで自分で扉を開けてみようと、そのとき決断したんです。

佐々木: 通常は、電子番組表を入り口にするのがごく当たり前なアプローチだと思うんです。そうではなくて独自のキーワードで検索できるようにするとか、あるいはソーシャルな機能を加えるのは、多分当時誰も思いつかなかったし、海外にもなかったと思うんです。

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