経済の死角

いまそこにある「世界恐慌」
各国のトップを連続直撃!
ギリシャ破綻世界同時株安
ユーロ・ドル大暴落スペシャルレポート

2011年10月07日(金) 週刊現代
週刊現代
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〔PHOTO〕gettyimages

 各国の経済界首脳は、本誌の直撃取材に口を揃えてこう言う。「欧州、世界経済はいま、最大の危機を迎えている」と。そして、こうも続ける。「中国・インドに頼るしかない」。これが世界の本音である。

リーマン・ショックより深刻

「1930年代の欧州危機の際、チャーチル首相は、『政治家が決意を持って不決意をした時代』と評した。過去の轍を踏まず、欧州の政治家がリーダーシップを発揮すべきだ。ギリシャをデフォルトさせてはならない。政策協調に向けた世界的な協定が結ばれない限り、欧米では低成長が10年間は続くだろう」

 9月中旬、中国・大連で開催された世界経済フォーラム主催の国際会議「ダボス会議」に出席したゴードン・ブラウン前英国首相は、衝撃的な発言を連発した。ギリシャ経済破綻、ユーロ危機、そして世界同時株安。まるで明日にも崩壊してしまうのではないかというほど、世界経済はいくつもの難題を抱えているが、「欧州随一の経済通」と呼ばれるブラウン氏がこう嘆くように、ヨーロッパ諸国もアメリカも〝お手上げ状態〟になっている。

 ブラウン氏は会議の席で、さらにこう続けた。

「今回の欧州危機は'08年の世界金融危機よりさらに深刻である。いまのEUにはコンセンサスというものが欠けている。問題を封じ込めるだけの余力が各国政府には、もうない」

 世界経済は第二次大戦後最大の危機に見舞われているとの認識を示したのは、ブラウン氏だけではない。この国際会議に出席した各国の首脳・経済界のトップのほとんどが、ブラウン氏に同調している。

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