小沢新党 小沢総理
その可能性

3月政変はこう読め!

 まもなく菅政権は消滅する。というより民主党自体が四分五裂する。誰が誰を殺って潰すのか、この無法地帯を制するのは〝悪党〟だ。荒業では誰にも負けない剛腕男に、また出番が巡ってくるのか。

「お前の顔が気に入らない!!」

「政変」は、雪崩のように起きる。雪原に走った小さな亀裂は瞬く間に広がっていき、あっという間に斜面全体が崩壊し、すべてを呑みこんでしまう。菅首相は、その「亀裂」に気付くのがあまりに遅すぎた。

 国会運営で立ち往生した菅政権は、崩壊への秒読み段階に入った。追い詰められた菅首相は、精神までも崩壊したのか。首相のメンタル面の異変で、近頃の官邸内には、殺伐とした空気が漂っているという。

 官邸スタッフの一人が証言する。

「首相の執務室から、しょっちゅう、怒鳴り声が聞こえるのです。部屋には本人しかいないので、何事かと慌てて職員が駆けつけると、『テレビで評論家がおかしな解説をした』『この番組はなんなんだ!』などと、一人、大声を上げて怒鳴り散らしているんです」

 別の官邸スタッフも、首相の精神的異変についてこう語る。

「ある日、菅さんが執務室から『誰かいないか。すぐに来い』と呼ぶので、若手の職員が駆けつけました。すると菅さんは、『お前、いつもオレのことをバカにしているだろう!』『だいたい、オレはお前の顔が気に入らない!』と、一方的に怒鳴りつけた。もちろん、その職員に何の落ち度もありません。まったく無意味に、菅さんの癇癪が爆発したのです」

 もともと〝イラ菅〟の異名をとった首相だが、少し常軌を逸している。さらに、激怒していたかと思えば、いきなりにこやかになって、スタッフに愛想を振りまいたりするという。いろいろな意味で、症状はかなり深刻だと思われる。

「それでも菅首相本人は、『絶対に辞めない』と言い張っています。内閣特別顧問の笹森清元連合会長と頻繁に話し合い、『(通常国会会期末の)6月までは石に噛り付いても辞めない。税と社会保障の一体改革を成し遂げる。〝何もなかった政権〟とは思われたくない』と、何かの呪文のように自分に言い聞かせている」(別の官邸関係者)

 首相周辺は、手詰まり状態であるのを否定しようと躍起だ。首相の側近、寺田学首相補佐官は、菅首相が「引きこもり」になり、昼食を一人で食べているという『朝日新聞』の報道に激怒。「そんなの大ウソだ! 総理は秘書官と打ち合わせをしながら飯を食うんだから、一人で食っている時間なんて、あるわけがないじゃないか!!」などと報道陣にぶちまけた。

 ただ、側近だけがいかに頑張っても、政権の雪崩現象は、もうどうにも止まらない。閣内の良識派と見られている藤井裕久官房副長官までもが、菅政権の行く末について、こう洩らすようになっている。

「(政権の3月危機について)そういうムードは出てきているねえ」「みなさん(記者)はこういう時期にいるというのは貴重な体験ですよ。(宮沢内閣が崩壊した)平成5年とか大変だったんだよ。今回、どうなるかは分からないけどね」

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