次世代Q&Aサービスへの挑戦
Quora、ChaCha、Formspring、Q&Aなう、UNCER

「ChaCha」HPより

 私たちの日常に浸透しているウェブサービスの一つとして、忘れられがちですが「Q&Aサービス」というものがあります。

 国内では「教えてgoo」「OKWave」に始まり、ポイントシステムの色濃い「人力検索はてな」、女性に特化した「発言小町」などのサービスが有名どころです。皆さんもこれらのサービスをどこかで利用したことがあるでしょう。

 Q&Aサービスの歴史は古く、「OKWave」は2000年、「人力検索はてな」は2001年、「Yahoo!知恵袋」は2004年にスタートしています。2010年代に入り、海外を中心にQ&Aサービスの新たな形への模索が始まっています。

 今回の記事ではそんな次世代のQ&Aサービスたちを、海外と日本に分けてご紹介したいと思います。

海外の動き---実名Q&Aの「Quora」、SMSを使ったモバイルQ&Aの「ChaCha」

 次世代Q&Aサービスとして最も著名なのは、ソーシャライズ!でも以前取り上げた「Quora」でしょう(情報収集はGoogleでもTwitterでもなくてQuoraの時代)。実名制を取るQ&Aサービスで、特にIT分野の回答においては圧倒的なクオリティを保っています。

 Quoraでは、ツイッターについて質問すると、ツイッター社の社員が直接返答をする、ということが日常的に行われています。ビジネスの現場で活躍するプロフェッショナルたちが、迅速に高品質な回答を提供してくれるという、際立った価値を持つウェブサービスとなっています。かくいう私もビジネスで活用しており、大変重宝しています。

 もう一つ、海外で注目のサービスは「モバイルQ&A」の「ChaCha」です。ChaChaはSMS(ショートメッセージングサービス)を使って質問をするサービスです。SMSを使って質問をChachaのサーバーに送信すると、パートとして雇われているスタッフたちが、その質問に対して迅速に回答を提供する、という興味深い仕組みを取っています。

 街中を歩いていて、友達と会話していて「ふと気になった疑問」をChaChaは解決します。実際にChaChaでは「スバルのForesterのCMで使われている曲は何?」「誰かがプールでおしっこをした時、水の色が変わる薬剤ってある?」「どうしてファザーボードじゃなくてマザーボードなの?」といった短文の質問が大量に投稿され、回答が提供されています。

 現在までに、Quoraは1,100万ドル(9億円)、ChaChaは7,500万ドル(約61億円)を資金調達しています。今後の発展が期待されているサービスと言えるでしょう。

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