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マネー大混乱時代を賢く生き抜く
いまこそ勝負のとき金はまだ買い、
投信はすぐ売れ

〔PHOTO〕gettyimages

 買えば儲かるはずだったものが、軒並みダメになった。株、外貨、不動産、そして投資信託。確実なのは人類最古の投資対象、金だけだ。混迷の時代にどう資産を殖やすか、第一線のプロがアドバイス。

この状況は2年以上続く

 金の高騰に、止まる気配がまったく見られない。

 '08年のリーマン・ショックの直後に1トロイオンス(約31g)当たり約700ドルだった金価格は、少しずつ上がり続け、今年8月初旬には1600ドル台に達した。以後、さらに急伸して、同月下旬には1900・を突破。9月初めにも再び1900ドルを超えた。

 その後は1700~1800ドル台を行き来しているが、投資家からは「2000ドル突破か」と期待の声も出ている。はたして金の価格はまだまだ上がるのか。それとも崩壊前のバブル状態にあるのか。


スガシタパートナーズ社長で国際金融コンサルタントの菅下清廣氏が言う。

「3ヵ月くらいの短期で見て、2000ドルにはなると思われます。その後はいったん、1500ドルくらいまで下げるでしょう。

 ただし3~5年くらいの長期で見ると、再び上昇して2000ドルの水準を超えていく可能性が高い。金については、短期のトレンドだけを追うのではなく、長期的な相場観を持って投資すればいいのです」

 欧州の金融危機や、米国国債の格下げによるドル暴落の恐れなど、深刻な不安が世界経済を覆っている。株や債券を買っても、あっというまに紙クズになりかねない。そんな中で、何があっても価値が下がることのない金に、世界中からマネーが流れ込んでいる。これで安くなるはずがない。