緻密な戦術と充実のサービスの底力
アマゾンがタブレットKindle Fireを発表
フル・ライン・モバイル戦略を示唆

Kindle Family 4

 2011年9月21日(米国時間)、電子小売りの最大手アマゾンがタブレットを含む新製品発表をおこなった。今回の目玉は同社初のタブレット"Kindle Fire(キンドル・ファイヤー)"だったが、その記者発表は同社の先鋭なモバイル戦略を示す緻密な内容が盛り込まれていた。

ブックリーダー、キンドルに続々新モデル

 9月から10月にかけて、米国では年末商戦用の新製品発表が続く。来週にはアップルがiPhone5(仮称)を発表するとの噂が飛び交う中、アマゾンは先手を打って新製品を披露した。

 ブックリーダーのベストセラー、キンドル・シリーズでは、エントリー・モデル"Kindle"が追加された。従来機(Kindle Keyboard)にくらべ重量は3割軽い6オンス。ディスプレーは6インチを採用し、キーボードがなくなったため約18%小さくなった。現在、特価の$79ドル(正価109ドル)で販売されている。

 ミッドレンジ・モデルには"Kindle Touch"追加された。同製品は、従来のイーインク(E Ink)ディスプレーにタッチ・パネルを組み合わせている。液晶ディスプレーと違い、イーインクは電源を切っても表示が消えない。また、解像度も高く、バックライトが不要なため野外でもくっきりと読むことができる。今回は、これにタッチ・パネルを組み合わせて、操作性を向上させている。

 Kindle TouchはWi-Fi対応版が特価で99ドル(正価139ドル)、3G対応版のKindle Touch 3Gは特価149ドル(正価189ドル)となっている。

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