『招かれざる大臣 ~政と官の新ルール~』 著者:長妻 昭
『招かれざる大臣   政と官の新ルール』
著者:長妻 昭
朝日新書
定価735円(税込)
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◎担当編集者よりの紹介◎

 かつて「消えた年金問題」で厚生労働省を徹底的に追いつめた「ミスター年金」が、「招かれざる大臣」として同省に乗り込んだ。「天敵」を迎え、官僚たちはどう反撃したか?日常的な面従腹背、天下り規制に対しての猛烈な抵抗。「脱官僚」を目指した悪戦苦闘の1年間が赤裸々に記されている。さらに、民主党が進むべき道を示す。

 また、消費税増税のための前提条件や、少子高齢社会を克服する政策デモなども具体的に提示されている。現下の政治状況に一石を投ずる書。

 最大にして最強の官僚機構でもあった戦前の軍部が戦線を無謀に拡大したのは、ポストと予算の増加が目的の一つ。現在のお役所となんら変わらない。政治は、その無謀さを阻止できるのか---。著者のこの視点は鋭く、そして重い意味を持つのでは!?

良き官僚は悪しき政治家である  マックス・ウェーバー
長妻 昭 氏

第1章 大臣退任の日

第2章 熱狂の政権交代

第3章 役所文化との闘い

第4章 官僚の抵抗

第5章 政治家を志した理由

第6章 民主党はどこへ向かうのか?

第7章 未来への提言

序章

 再建のために倒産企業に乗り込む---。

 厚生労働大臣として、4人の副大臣・政務官とともに、厚生労働省に向かった時、私はそんな覚悟だった。

「消えた年金」問題、薬害肝炎事件での隠ぺい体質、年金や雇用保険料によるリゾート施設建設など、厚生労働省は、多くの不祥事で国民から厳しい批判を浴びていた。