雑誌

26歳で6000億円超の資産を持ちながら、"映画になった男"の私生活は驚くほど地味
新居を発見撮! M・ザッカーバーグ「プア伝説」

FORZA STYLE

 カネにも執着はないようだ。地元のジャーナリストが言う。

約300万円で購入した愛車。車体のあちこちに泥がこびりついている

「『フェイスブック』の初期メンバーがザッカーバーグを評して言った『今まで見た中で、最もプアなカネ持ちだ』という言葉は印象的です。高校時代に作ったシステムを、AOLとマイクロソフトが買いたいと申し出て、本人をリクルートした時は、それを断りハーバード大に入学した。『フェイスブック』にしても、MTVやヤフー、マイクロソフトなどからの巨額の買収提案をすべて断っている。 '06 年にはヤフーが1000億円近い買収額を提示したが拒否した。これには当時のヤフーのCEOも驚いたようです」

 ザッカーバーグは '05 年11月、学内紙『ハーバード・クリムゾン』のインタビューで、『フェイスブック』を「謙虚な会社」と語っている。当時の彼のサラリーも6万5000ドル (約550万円)だった。当初は、『フェイスブック』への広告掲載についても、ユーザーの利益にならないとして拒否し続けていた。

 普通、億万長者になると、女性関係が派手になったりするものだが、これも彼には無縁。前出・飯塚氏が言う。

7年以上交際中の彼女と。彼女は小児科医を目指している(all voices.comより)

「彼の恋人はボストン郊外出身の中国系アメリカ人、プリシラ・チャン。彼が『フェイスブック』のコンセプトを思いついた '03 年頃に出会ったらしい。二人の間には『週一度デートをして、自分の家や会社ではないところで、最低100分、二人だけで過ごす』というルールがある。いずれ結婚するつもりでいるようです」

 地味でマジメ---。彼には、カネや派手な生活より優先すべきことがあるのだ。彼は、会社の誰よりも遅くまでオフィスに残っており、一日16時間は会社にいるという。ザッカーバーグの評伝『フェイスブック 若き天才の野望』(日経BP社)の翻訳を務めた滑川海彦氏は、彼を評してこう語る。

「ザッカーバーグは、何よりユーザーの役に立つ良い製品・サービスを作ることに集中している。それこそが『フェイスブック』を今日の成功に導いたのです。それにしても、1000億円単位の話を受けても、即、断って自分の理想を追い続けるところは常人ではないですね」

 世界一プアなカネ持ちはまだ26歳。この先どんな伝説を作り上げるのだろうか。
 

現代ビジネスブック 第1弾
田原 総一朗
『Twitterの神々 新聞・テレビの時代は終わった』
(講談社刊、税込み1,575円)
発売中

amazonこちらをご覧ください。

楽天ブックスこちらをご覧ください。