Twitter共同創業者Jack Dorsey氏のスタートアップ "Square" は個人間取引を変革する
「Square」HPより

 今自分が最も注目しているスタートアップの中にSquareというサービスがあります。

 Squareの創業者は全世界で拡大中のTwitterの創造者であるJack Dorsey氏。創業から2年目に突入する同社は、「個人間で簡単にクレジットカード取引」が行える非常に面白いサービスを創りました。サービスに必要なのは、iPhoneとクレジットカード、そしてSquareが無料で提供するハードウェア(=Square)だけです。タクシードライバーも、音楽アーティストも、屋台の店主も、Squareを使えば、その場でスムーズに顧客とクレジットカード取引が出来てしまいます。現金よりもクレジットカード決済が全体取引の過半数を占める米国において、このサービスが与える影響は計り知れません。

 また、同社は先日米国の著名ベンチャーキャピタルであるKhosla Venturesから約27.5億円の出資を受け*1 、流れに乗っています。本日はそのユニークな視点で私達の「購入行為」を変革するSquareについてご紹介をしたいと思います。

友達から借りていた$20をクレジットカード、iPhoneとSquareで返済出来る時代が来た

 Squareは非常にシンプルなサービスです。

 例として、引越をする友達から彼/彼女のソファーを購入するシーンをイメージしてください。あなたは現金を持っていないけれど、クレジットカードとiPhoneとSquareは持っている。今までであれば、そこから近場のATMまで行って現金を入手していましたが、Squareがあればその場でソファーを購入することが可能になります。

*1 Square's Jack Dorsey Wants to Replace Everything From the Receipt to the Register 

 まずはSquareのハードウェアをiPhoneのイアフォンジャックに差し込んで、Squareアプリを起動。そして友達が請求してきた額を数字で簡単に入力し、その品名を文字で入力するか、そのソファーの写真を撮影して詳細を記録します。その後、自分の指でiPhone画面に認証のサインをするだけで決済は終了です。また、レシートは紙ではなくEメールで請求者に送信することが可能で、そのメールには取引が行われた位置情報も付加されているので、事後的に取引をチェックする際にも非常に便利。その場、その瞬間に取引を完了させるのがSquareの存在意義、そしてその強みです。

 「自分たちは取引行為を極限まで簡単にして、レシート自体もコンテンツにしたいんだ」とJack氏は語っています。つまり、その便利さに加えて、Squareは将来的にはメールレシートの購入情報から、さらにその商品について深く知れる導線も設けてくるでしょう。(購入したスニーカーの情報をWikipediaに簡単に遷移してチェックする等)

 簡単に、スムーズに個人間の決済を可能にする、これがSquareの醍醐味です。

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