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 なお、エジプト国内の総人口約8000万人のうち、フェイスブック利用者数は最新の統計によると約520万人(人口比6.5%(インターネット利用者の約3割)と言われています。世代別構成を見ると、18歳から24歳が半分、18歳~34歳で約8割を占めます。 国民の平均年齢が24歳のエジプトにおいて、まさに若者を中心としたコミュニケーションツールであったことが分かります *ソーシャルベーカー調べ。
 

「ハッシュタグ」を介し、リアルタイムで世界中の人々への情報拡散を可能にしたツイッター

 「We are all Khaled Said」のフェイスブックページは主にアラビア語で情報がやりとりされていた一方で、エジプト以外の世界中の人々、そしてアルジャジーラ、CNN等のグローバル主要メディアに対し、情報拡散を可能にしたのがツイッターでした。

 初めて行われた反政府デモの日(1月25日)ににちなみ設定されたハッシュタグ、「#jan25」、或いは「#egypt」は、言語、地域、時間を超え、そのハッシュタグを介することでデモ活動の状況をリアルタイムで世界中の人々に届けることを可能にしたのです。

ワエル・ゴニム(Wael Ghonim)氏ツイッターより

 例えば、「We are all Khaled Said」の管理人であり、「革命」の成功に大きな役割をもたらしたとされる「グーグル」ドバイ支社勤務、中東・北アフリカ地域マーケティング責任者、ワエル・ゴニム(Wael Ghonim)氏(30歳)は、25日のデモ当日に、以下のような呟きを発信し、参加を促していました。

みんな、今すぐタハリール(広場)に来てください。今はまだ1万人足らずであなたの力が必要なのです。#jan25

 映像を共有し、人々の感情を動かしたユーチューブ(動画共有サイト)

 ゴニム氏は反政府民主化活動を通じて一躍若き活動家のリーダーとして脚光を浴びますが、この際、彼の地元テレビ番組でインタビューが放映され、その動画がユーチューブ等で共有され、大きなインパクトを与えたと言われています。

「解放後に現地テレビ局Dream TVでのインタビューで泣き崩れるワエル・ゴニム氏」Youtube  より

 ゴニム氏は昨年の6月に立ち上げたフェイスブックページ「We are all Khaled Said」の運営をしていて、1月25日の反政府デモ実施の中心人物でした。ただ、正にその活動が政府治安当局から目をつけられることになり、デモに参加するためにエジプトに滞在していた1月28日夜に突然治安当局に拉致、身柄拘束され、行方不明となる、という事態に見舞われたのです。

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