「エジプト革命」でソーシャルメディアが果たした役割とは?
市川 裕康
ジャレッド・コーエン氏のツィッターより

 2月11日、エジプトで30年近い独裁政権を続けたムバラク大統領がエジプト市民の力により辞任に追い込まれ、歴史的な「エジプト民主革命」が起こりました。

 この「革命」の過程でツイッター、フェイスブック等のソーシャルメディアが果たした役割に関し、世界中で大きな関心をもって報じられています。ムバラク大統領辞任までたったの18日間というスピードで事態が進展した大きな要因として、一般市民、特に若者がソーシャルメディアを活用したこと、それによって情報・共感の伝播が加速したこと、は多くの人が認める事実なのではないでしょうか。

 ただ、様々なソーシャルメディアのツールが、実際どのように活用されたのか、その具体的なイメージはなかなか伝わってこないように感じます。そこで今回はいくつかの具体例を振り返りながら、その活用法や効果について掘り下げてみたいと思います。

フェイスブック、ツイッター、ユーチューブ・・・ソーシャルメディアは実際どのように使われたのか?

 シンクタンク、「グーグル・アイデアズ」のディレクターであり、元米国務省の政策企画部スタッフであるジャレッド・コーエン氏(彼に関しての以前に取り上げた記事はこちら)は、最近のツイッターで、以下のようにうまくまとめた呟きを発信し、多くの人に共有されました。

 『「人々を繋げるために、フェイスブックは日程(デモや抗議行動の)を設定し、ツイッターはロジスティクス(どのような方法で行動をするか)を共有し、ユーチューブは世界に映像で示す」、とあるエジプト人は言います。 #jan25 』(2011年1月28日)

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