社会

雑誌
創価学会激震!
反学会に転じた
池田名誉会長の「金庫番」

「彼は池田大作・創価学会名誉会長の最側近で、私生活も含め、池田氏のカネや身の回りの世話をする秘書役でした。それだけに、彼が知っていることをすべて話せば池田氏や創価学会にとって大ダメージになるのは間違いありません」(ジャーナリスト・乙骨正生氏)

 埼玉・所沢市にある「能安寺」という寺の機関紙(9月1日付)に書かれたコラムが、創価学会関係者の間で大きな話題を集めている。「ある学会幹部の入講」と題したコラムの内容は、聖教新聞社専務理事などを歴任した中西治雄氏が今年7月、学会と対立関係にある日蓮正宗(以下、宗門)の信徒になったというもの。中西氏は、池田氏が会長に就任(1960年)する前の'50年代から側近として仕え、一時は「影の会長」「池田氏の金庫番」と呼ばれていた人物である。

 裏方として、池田氏を公私にわたって支えていた中西氏だが、一度だけ表舞台に立ったことがあった。それが'89年6月に起きた「捨て金庫事件」だ。横浜市のゴミ処分場で、現金1億7000万円が入った金庫が見つかり、捜査の結果、金庫は聖教新聞社からゴミとして出されたものと判明。世間では「学会の裏金ではないか」と囁かれた。このとき、「20年以上前に、自分が学会内で不正に蓄財したカネで、その存在を忘れているうちに誤って捨てられた」と名乗り出たのが中西氏だった。

「当時、中西氏は会見を開きましたが、説明はしどろもどろ。約2億円もの大金の存在を忘れていたというのに、自宅を担保に350万円を借金していたことも判明した。あまりに不自然で、学会内部でも『中西氏が池田氏と学会のために泥を被った』という見方をする者は少なくなかった」(元創価学会幹部)

 以来、学会の役職から身を引き20年以上、一学会員として沈黙を守ったが、ここへ来て対立する宗門側への転身。本誌が都内にある自宅を訪ねたが、中西氏は、

「その件については、どなたにもお話ししないことにしています」
と語るだけだった。

 昨年6月以降、公の場に姿を見せず重病説も流れる池田氏。新たな心労が加わったことだけは間違いない。

「週刊現代」2011年9月24日・10月1日号より