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無料? 1000円? 2000円?
どうなる高速道路料金

 自民党が行なった「土日祝日高速上限1000円」が3月末で終了する代案として、民主党は平日も含む終日高速2000円案を挙げたのだが、次の通常国会で、予算法案がすんなり可決するのだろうか?

 はたして、高速2000円はどんな割引となるのか、徹底的に調査してみた。

4月からの高速道路料金は 具体的にどうなるのか?

 現段階で今年4月からの高速割引についての公式文書は、昨年末12月24日に国土交通省が発表した「高速道路の料金割引に関する基本方針」しかない。

1.NEXCOについて
a 普通車については、激変緩和の観点も踏まえ、土日祝日1000円を継続する。
また、環境への配慮や休暇分散のため、平日にも上限制度を拡大し、終日2000円とする。
b 貨物車については、上限制は導入せず、現在の割引(大口多頻度、通勤・深夜など)を継続する。

2.本四道路については、これまでの建設の経緯を踏まえ、地方出資をお願いしつつ、地方に求める高速道路料金全国一律制度を視野にいれ、社会資本(本四架橋)の有効活用と、地域活性化の観点から一定の配慮が必要である。
このため、民主党の提案を踏まえ、今後、地方と調整する。

3.首都高・阪高、アクアラインについて

a 首都・阪神については、料金圏のない対距離制(500円から900円)の導入を前提とするが、その際NEXCOとの乗り継ぎ割引など、地方の意見も踏まえた対応を行なう。
b アクアラインについては、地方の負担をお願いしつつ利用促進に向けた料金の導入を図る。

 となっている。

昨年6月の施行予定だった高速2000円案の試算('10年4月9日国交省発表)

 具体的にどうなるかを副大臣の会見などから推測すると、

1.土日休日は現行どおり、休日特別割引が継続し、土日祝は大都市圏を除くエリアで上限1000円。
ETC搭載車はもちろん適用され、非搭載車にまで適用する方向で調整している。

2.平日は上限2000円適用。
昨年の4月案では、大都市圏を廃止して、大都市圏マタギでも上限2000円になる方式だったが、今回大都市圏が廃止されるかはまったく不明。

3.通勤割引は継続されるが、ETC搭載車に限られる。

4.首都高速・阪神高速は、500円から900円の距離別料金制度が導入され、ETC非装着車は一律900円になる。

5.首都高速の日祝割引の東京線500円、神奈川線400円が継続されるのかも不明。

6.大都市圏の土日祝割引が継続されるかも不明。

7.アクアライン料金、本四架橋についても継続検討中で不明。

8.4月案で廃止が決定していたマイレージポイントサービスが継続されるかも不明。

9.エコカーは平日も半額の1000円となる方向で調整中。
以上が現段階で判明している内容だが、次の項目から疑問点を分析してみる。

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