交通事故死者数10年連続減少 なぜ減ったのか?57年ぶりに4000人台となった前年を下回る4683人

2011年02月11日(金)
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 ただ取り締まり件数は実は激減している。昭和24年から平成20年までの取り締まり件数の推移を見ると、ピークは昭和59年の1373万5091件。平成元年に1000万件を切ってからは一度も1000万件を超えることなく、若干の増減はあるが、減少傾向(死亡事故減少カーブと同調)にあり、20年は平成元年比で約41%減となる817万5691件。違反の少なさが死亡事故減少に大きく影響している。

死亡事故減少の原因を考察する

シートベルト高い装着率によって事故死者数を低減

 これ以降のデータは平成22年のデータがまだ公開されていないため、交通事故者数が51台しか変わらない平成21年のデータをもとに、近年減少傾向のある原因について迫ってみた。

 シートベルトの着用率の高さも死亡事故減少に寄与している。シートベルト非装着車の致死率は、着用車の13倍以上。平成5年以降、シートベルト着用率がほぼ毎年向上している。

 死亡事故減少の一因として、事故直前の車両速度の低下、というものも考えられる。車両速度が高ければ高いほど死亡率が高くなり、80km/h超の高速の事故での死亡率は、80km/h以下の49.7倍になる。

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