ミスターの老後は切ない
長嶋家でまた「内紛」
今度は次女が長女を追放

 我らが「ミスター」、長嶋茂雄氏の晩年が、その子どもたちによる仁義なき内紛により、乱され続けている。

「不動産だけで約30億円あると言われる長嶋家の資産は、その大半を次女・三奈さんが社長を務める資産管理会社『オフィスエヌ』が所有しています。この会社には、これまで役員として長女・有希さんが名を連ねていたのですが、昨年10月、この有希さんが突然『解任』されたのです」(長嶋家の内情に詳しい関係者)

「オフィスエヌ」の登記簿の「役員に関する事項」を見ると、確かに昨年10月18日付で、有希さんが解任されていた。ファミリー企業で身内の役員が出たり入ったりするのは、ままあること。だが、「解任」とは要するにクビというわけで、三奈氏が姉を、会社から追放した格好になる。

 長嶋家では04年にミスターが脳梗塞で倒れて以来、すべての歯車が狂いだした。事態が表面化したのは、もともと「オフィスエヌ」の社長で資産管理をしていたミスター夫人の亜希子さんが、07年9月に急死してから。「長嶋茂雄」の商標登録や肖像権を巡り、ミスターを間に挟んで、長男・一茂氏と次女・三奈氏の対立が先鋭化。

 09年には、ミスターがリハビリで苦労している間に、一茂氏が長嶋家ゆかりの品々を福井県在住の資産家に無断で売却していたことも発覚し、紛争は泥沼化していった。

「一茂氏は『親父を守るのは自分しかいない』というのが持論。ですが、三奈さんにしてみれば『兄に任せると、何をしでかすか分からない。信用できない』と、兄妹同士の不信感は相当に深刻です。
  そんな中、三奈さん側についていたはずの有希さんが解任されたというのは、今度は姉と妹の間で、何らかの決定的な亀裂が生じたということ。長嶋家はもう空中分解ですね」(前出・長嶋家関係者)

 本誌は、三奈氏と一茂氏双方に、今回の長女解任騒動について質問をしたが、どちらからも回答は得られなかった。

 本来なら、球界の永遠の至宝として、穏やかで幸福な老後を送るはずだったミスター。骨肉相食む苦悩まみれの晩年が待っていたとは、あまりに切ない。