家族のコミュニケーションを変えるフェイスブック、ツイッター
「facebook」HP

 隆盛を極めるフェイスブックやツイッターは、電話や電子メールに次ぐ、新しいコミュニケーションツールだと私は考えています。今回の記事では、「家族間のコミュニケーション」をテーマに、これらの新しいツールが社会へ及ぼす影響について考察したいと思います。

 皆さんは家族に近況報告をしていますか? 私はあまりしておらず、両親にはたまにメールをする程度で、祖父母に至っては年に数回顔を合わせる程度になってしまっています。

 私の手元には電話というコミュニケーションツールがあります。この道具を用いれば、祖父母に毎日近況を伝えることも可能です。しかし、仕事に追われていると、どうしても「わざわざ伝えるほどのことでもないか」「こんな時間に電話したら返って迷惑かもな」という言い訳をもって、電話を手に取るのをやめてしまいます。

 もし仮に、私の祖父母がフェイスブックを使っていれば、私の書き込みを通して、祖父母は近況をごく自然に知ることができます。私が「今日は良いプレゼンができた!」と書き込み、祖父母が「いいね!」を押してくれる…なんて状況も発生しうるでしょう。電話や電子メールでは起こりえない家族間のコミュニケーションを、新しいツールは生み出してくれるはずです。

実験:家族でツイッターを使うとどうなるか? 

 日本ではフェイスブックより一足早く普及したツイッターを使って、私の友人(22歳)は「父母にツイッターアカウントを取得させる」という興味深い実験をしています。

 この実験の結果、「自分のやっていることを母がよく理解してくれるようになった」と友人は語っています。NPOでのインターンに明け暮れている彼のことを、彼のお母さんは「一体毎日遅くまで何をやっているんだろう…」とどこか不安に思っていたそうです。彼も彼で、夜遅く帰ってくるので、お母さんと話をする機会も多くは取れませんでした。

 ツイッターで繋がることにより、息子は時間や場所に囚われることなく気軽に「つぶやき」を伝えることができ、母はそれらの「つぶやき」を簡単に受信することができるようになります。ツイッターは、家族にとっての有用な「近況報告」のツールとなり、彼のお母さんの不安を解消することに成功したのでしょう。

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