勝つのは誰だ
もし都知事選が池上彰×蓮舫×東国原だったら---

 わかりやすい人とコストカッターとセールスマン。三者三様の特徴のある彼らが都知事になったら、東京はどう変わるのか。誰がなっても、週に2~3回しか都庁に来ないあの人よりは良さそうです。

池上彰が圧勝!?

 3月24日告示、4月10日投開票の東京都知事選に出馬する候補者を巡って、さまざまな名前が飛び交っている。

 なかでも衝撃的だったのが、いま最も売れっ子のジャーナリスト池上彰氏(60歳)の出馬情報だろう。現在のところ、池上氏本人は明確に否定しているが、都庁関係者の間では、現在も出馬説がくすぶっている。

「テレビ局の人から聞いたのですが、池上出馬説はかなり有力だそうです。昨年、池上氏のテレビ出演が急に増え始めたとき、このテレビ局の人は『これは絶対に都知事選狙いだ』と断言していました。そして、最近になって3月いっぱいの収録を最後にテレビ出演を止めるというから、ああ言ったとおりになったと思っています」(都議会関係者)

 池上氏と対照的に、本人が出馬に色気を見せているのが、蓮舫行政刷新相(43歳)と東国原英夫前宮崎県知事(53歳)である。蓮舫氏は1月7日の会見で「もし適当なところから、さまざまな声をしっかりいただいたなら、検討するのは一政治家として当然」と発言。1月20日に宮崎県知事としての任期満了を迎えた東国原氏も、すでに都知事選に向け、都内のマンションに事務所用の部屋を借りた。

 いまだ態度を明らかにしていない石原慎太郎現知事が4選を目指すという説や、現副知事の猪瀬直樹氏、'99年に出馬経験のある舛添要一元厚労相の出馬説など、告示までまだまだ波乱があるだろう。ただ、池上彰・蓮舫・東国原の3氏が三つ巴で都知事選を争うとなれば、東京のみならず全国民注目の一戦になることだけは間違いない。

 そこで本誌は「もし、この3人が都知事選で戦わば」という前提で、街の声や識者たちの声を集め、それぞれが都知事になった場合のシミュレーションを行った。

 まずは都庁前で50人にアンケート。質問はこの3人と石原知事のなかで誰がもっとも都知事にふさわしいか、というもの。併せてその理由も聞いた。

結果は---。

石原慎太郎 17票

池上彰 10票

蓮舫 8票

東国原英夫 6票

その他 9票

 都庁に出入りしている業者や都職員もいたので、現職の石原氏が強いのはわかるとして、票数以上に目立ったのが蓮舫氏を積極的に推す人がほとんどいなかったこと。推した理由を見ても、「消去法」「他にいない」「一番若い」「東京都の『顔』だから、美人のほうがいい」といった消極的なものばかり。「仕分けの女王」と呼ばれる彼女だが、政治的手腕はあまり評価されていないようだ。

 票は伸びなかったものの、都職員から「知事を経験された方だと、我々としては仕事がしやすい」と評価された東国原氏。他には「宮崎の知名度を上げた功績は大きい」という声も上がったが、逆に「宮崎と東京では規模が違う」「地元の人々は裏切られたと感じているはず」と拒否反応を示す人も多かった。

 そんな中で、悪い評がまったくなかったのが池上氏。池上氏を推した人の意見は次のようなものだ。

「政治家にはインテリジェンスが必要。池上さんは世間をよく知っている」(62歳男性)

「ニュース解説がわかりやすいので、都政の話もわかりやすくしてくれそう」(57歳男性)
「歴史にも詳しいし、石原知事のような権威主義的なところがなく、誠実そう」(68歳男性)

 ちなみに池上氏以外の名前を挙げた人の中にも、「ご本人が出馬宣言するなら推したい」という人が少なくなかった。

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