経済の死角

7月「テレビ難民」が続出 
地デジ 大迷惑 

インチキの臭いがする

2011年01月27日(木) 週刊現代
週刊現代
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(社)デジタル放送推進協会

 浴室やカーナビのテレビは映らなくなる/ 砂嵐になるアナログテレビでもNHKは受信料を取る/ 廃棄される大量のアナログテレビ/いったい何のために強行するのか

 テレビ局はハシャいでいるが、大多数の国民にとって地デジ化はどうでもいいこと。この7月に強行するというが、いまだアナログ派が数百万世帯以上いる。延期するのが妥当な判断だろう。

 「Xデー」の到来まで、残すところあと約190日となった。7月24日、テレビのアナログ放送が終了し、地上デジタル放送へと完全移行する。

 その後、アナログテレビはリモコンの「オン」をいくら押したところで、映し出されるのは「砂嵐」のみ。愛用してきたテレビが、間もなく無用の長物と化してしまうのだ。

 現在のところ、画面上下に表示される2本の黒い帯には、「アナログ放送終了の間際になると、工事が集中する可能性があります」「地デジへの対応をお早めにお願いします」とご丁寧なテロップが常時、流されている。その余計な配慮を「ありがた迷惑」と感じる国民も多いに違いない。

 東京大学名誉教授の醍醐聰氏は、国が推進する地デジ化を「棄老政策」と指摘する。

「日中、多くの高齢者の皆さんは、テレビをよく見ている。視聴することによって社会とのつながりや一体感を保っているのです。

 ところが、まだ耐用年数を過ぎていないアナログテレビを『地デジ対応テレビに買い換えろ』とか『家電リサイクル法に則って廃棄しろ』などと国が命令している。

 アナログテレビにデジタルチューナー(約5000円~)を購入して取り付けるとともに、UHFアンテナ(約5000円~)の設備工事(約3万円~)をすれば、地デジを見ることができる。

次ページ  とはいえ、やはり経済的な負担…
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