ツィッターを騒がす「天才経済中学生」はいかにして生まれたか

「異色対談」西田成佑×岩瀬大輔 vol.1

岩瀬: いまフォロワーはどれくらいですか?

西田: 8400人くらいです。

岩瀬: 多い方ですね。ちなみに僕は1万人くらいいますので、いちおう勝ちましたね(笑)。

 ここで、少し生い立ちを。

西田: 生い立ちですか(笑)。

きっかけは『ひみつシリーズ』

岩瀬: なぜ、経済に興味を持つようになったのか? また西田さんは海外の経済関係のサイトや論文を英語で読みこなしていますが、なぜ、難しい英語の論文がどんどん読めるのか? そのあたりのことを話してください。

西田: 小学1年生の時に、叔父さんから学研の『ひみつシリーズ』(学研まんがひみつシリーズ)を入学祝いにもらったんです。それがすごく面白かったんですね・・・ええと、この話は、経済学に興味をもつよりも、ずっと以前の話ですけど、(このまま話続けても)いいですか?

岩瀬: どうぞ、どうぞ。

西田: その後も、親にねだって『ひみつシリーズ』をいっぱい買ってもらいました。それで、知識がついて、他のことにも興味がわくようになったんです。中学生になるまでは、毎年のように興味の対象が変わりました。だから、いろんなジャンルの本を読みました。

岩瀬: ほう、たとえば?

西田: 小学2年生のときには『ズッコケ三人組』シリーズを全部読破して、3年生は、学校の図書室にあった憲法の本とかを読みました。

岩瀬: 「けんぽう」って日本国憲法? 少林寺拳法じゃなくて?(笑)。

西田: はい。憲法です。日本国憲法を解説した薄い本でしたけど。

岩瀬: 小学3年生で面白いと思った?

西田: そのときは、裁判官になりたいなと思いました。その本では、国が困っている人を助けていないというようなことが書かれていたんです。生存権を侵害しているみたいなことが書いてあったものですから。これは許せないなと。だから裁判官になりたいと思ったんです。

岩瀬: ほう。

西田: 3年生では、手塚治虫のマンガもよく読みました。『ブラック・ジャック』とか『鉄腕アトム』とかを読みました。4年生になってからは、福岡県に引っ越したんですが、県内で一番大きな図書館が近所にありましたので、そこの子ども向けコーナーで、哲学とか子ども向けに書かれた本を読みました。

 ユングとフロイトの心理学とか、社会保障についてとか、行政の仕組みとか、いろいろ読んでましたね。