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ETC装着車限定 高速道路新料金
普通車 上限 土日祝1000円 平日2000円

軽&エコカーはいつでも上限1000円! とりあえず4月スタート!
これにて落着~く!?

 '10年春の民主党のお家騒動以来、動きがなかった高速道路の料金制度だが、現行制度の期限切れを4カ月後に控え、再び歩み始めた。

 しかも、新しい料金プランをみてビックリ。'10年春に流れたはずの「普通車上限2000円」が復活している。さらに、現行の土日祝日上限1000円を維持し、割引はETC限定で適用しようという動きもある。これからの高速道路料金はどうなるのか。徹底取材でつかんだ新制度の詳細をお伝えしよう。

締め切り直前に飛びこんできた新情報!
ETC限定で土日祝日は上限1 0 0 0円

 12月9日、民主党の政策調査会・国土交通部門会議が開催された。議題は「高速道路の料金割引について」で、その席で示されたのが、普通車上限2000円を骨子とする国土交通省案だ。

 土日祝日1000円や時間帯割引を軸とした現在の料金は、財源がなくなる'11年3月で終了する。そのまま放置すれば、4月以降は割引のない通常料金が適用されてしまう。それでは、「高速道路料金の原則無料」をマニフェストに掲げている民主党にとって都合が悪い。表向きは景気対策のため、本音は選挙対策のため、当面の対応が必要なのだ。

 とはいえ、早急に名案が出るわけもないから、'10年4月に当時の前原国土交通大臣がまとめた案をベースにした国土交通省案として会議に提案された。

 それにしても、'10年春のゴタゴタを民主党は相当懲りているのだろう。

 民主党関係者はこう話す。

「あの時は政策調査会がなかったから、トップダウンで案が決まってしまったが、今は党として熟考できる」

 あの時とは、'10年4月。前原大臣が中心なって上限2000円案を発表。それに小沢一郎元幹事長がかみつき、二転三転したあげく、採用されずに事実上、お蔵入りとなった事件だ。本誌でもきっちり報道したから、ご記憶の読者も多いだろう。

 その後、民主党は菅政権での7月に政策調査会を復活させ、コアメンバー会議なるものも作り上げた。党の政策を民主的に合議制で決めよう、という狙いだろうが、「会議」参加者が多くなれば、いわゆる船頭が多くなって決まるものも決まらなくなる危惧がある。

 9日に国土交通部門会議でも意見百出。ある出席者によると、

「現行の制度より値上げになるのはよくない」

 との意見が出された。

 思い出されるのが、'10年4月に小沢元幹事長が前原案を拒否した時の発言だ。この時も、「民主党はマニフェストで高速道路料金を原則無料といっているのに、短距離利用者が値上げになるのは許されない」

 と強く主張していた。今回の部門会議での発言は、小沢派の議員によるものだと想像するに難くない。

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