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 9月6日に発売された『Twitter for Good: Change the World One Tweet at a Time(ツイッター・フォー・グッド:ツイート毎に世界を変える)』(未邦訳)を先日先行販売されていたKindleのバージョンで読む機会がありました。

非営利団体の経営者であり、ツイッター社の社員によって書かれた実践的ツイッター活用指南書

「非営利団体の組織、或は私たち個人が、社会をよくするためにツイッターをどう効果的に使うか」というテーマに関し、ツイッター社の社会イノベーション&フィランソロフィー担当責任者、Claire Diaz-Ortiz氏 (@ClaireD)が執筆した書籍ということもあり、以前からとても気になっていた書籍でしたが、実践的な活用法が体系だってまとめられており、とても分かりやすい良書でした。今回は簡単にその内容をご紹介したいと思います。

 まずユニークな点は、著者であるDiaz-Ortiz氏が、2009年にツイッター入社する以前にアフリカのケニアにあるエイズ孤児支援活動を行うNPOを設立・運営していたという点です。限られた予算、人員等のリソースしかない状況で、ソーシャルメディアを活用することで如何に自分たちの活動を広く世の中に知ってもらい、協力・支援を得るか、という点は非営利セクターのみならず、昨今ビジネスの分野でもとても重要視されていることテーマではないでしょうか。

分かりやすいフレームワーク: T.W.E.E.T. 戦略(Target, Write, Engage, Explore, Track)

 著者が本書で提唱するT.W.E.E.T.戦略は、5つの実践的で分かりやすい(覚えやすい)ポイントにまとめられており、各章毎に豊富な活用事例が盛り込まれています。5つのポイントは以下の通りです。
著者のホームページ(http://clairediazortiz.com/how-to-use-twitter/)より

T = Target ~ 目標・目的の明確化
W = Write ~ まず書いてみる。参加してみる。
E = Engage ~ 関係構築をする。質問に答えたり、引用(RT)したりする。
E = Explore ~ 自分の評判に気を配り、影響力のあるユーザーを見つける
T = Track ~ トラッキング・効果測定&検証を行う

 「Target」の項目では、いくら強調しすぎてもしすぎることがない、「そもそもなぜTwitterを利用するのか」を明確にすることの重要性が説かれています。その上で、NPOなどの組織でTwitterを活用する際のひとつの方法として、目的に応じてTwitterのアカウントを使い分けることが提案されています。

 組織の公式な情報、プレスリリースのような内容、そして自分の団体取り組んでいる特定の分野に関する最新の調査結果やイベントの案内等を発信する際には、「インフォメーション・アカウント」と呼ばれるアカウントを利用し、業界のリーダーとして信頼されるような使い方が推奨されています。

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