雑誌
徹底研究
原発事故以降、注目急増
がん保険は損か得か

各社から出ている数々のがん保険。保障内容などが細かく分かれすぎていて、どれが良いのかわからない・・・・・・

 福島原発事故から早半年。チェルノブイリの事故では、低線量被曝でもがん発症率が増加したという---。今のうちに、入っておいたほうが得をするのか、しないのか。見落としがちな落とし穴とは?

馬券と同じ〝賭け〟

〈生命保険会社に勤める知人が、「最近、ガン保険のCMがなくなったと思わへん?」と。理由を訊いたら、外資系には共通の資料が回って来て、原発事故後のガンの発症率が上がったので売り止めがかかってると〉

 こんな話をご存知だろうか?これは、お笑いタレントのほっしゃん。がツイッターで発言したもの。ネット上で議論が沸騰し、「保険料が上がるそうだ」などと、噂が飛び交っている。

 保険会社に確かめると、「弊社ではがん保険の売り止めの予定も、保険料の値上げの予定もありません」(アフラック)、「がん保険を通常通り販売しております。保険料の見直しは検討していません」(メットライフアリコ)という回答のほか、アクサ生命、東京海上日動あんしん生命も、全社売り止めと保険料引き上げについては否定した。

 が、原発事故以降、がん保険が注目されているのは事実だ。被曝により発がんリスクが高まる可能性が指摘され、今のうちに保険に入っておいたほうがいいと考える人は増えている。本誌も繰り返し報道してきたが、実際、チェルノブイリの事故の際、放射性セシウムに汚染された地域ではがん発症率が11%増えた。スリーマイル島の事故でも、肺がんと白血病になる人が増えたなどの研究結果が報告されている。福島第一原発事故の影響によるがん発症が心配になるのは当然だ。

 では実際、がん保険に入った方がいいのか。入ると得をするのか、損をするのか、検証していこう。