賢者の知恵
2011年09月09日(金) フライデー

世界初! 防衛省が開発した「空飛ぶ球体」の目的

垂直離着陸&ホバリング可能、最高時速60km!
なのに材料費はわずか11万円

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内側に設置されたプロペラが発生させる風を外側の8枚の板で制御することで、空中での小回りを実現。充電池での連続飛行時間は8分〔PHOTO〕小檜山毅彦(以下同)

『スター・ウォーズ』のデス・スターか? 『機動戦士ガンダム』のハロか? 防衛省の敷地内で、プカリと宙に浮く写真の球体。驚くべきことに、垂直離着陸やホバリング(空中停止)も可能なら水平飛行もこなす。この謎の物体は何なのか!? 開発に携わった同省技術研究本部の防衛技官・佐藤文幸氏が解説する。

リモコンを操り、球体を飛ばす(写真は佐藤氏)。自動飛行や悪天候への対応など、クリアすべき課題も残る

「1年半かけて開発に成功した、世界初の球形飛行体です。直径42cm、重さ350gと小型ながら、最高時速は約60km/hです。カメラを搭載しており、映像を地上のモニターでリアルタイムに見ることが可能です。地上を回転移動することもできます」

 なぜこのような自由自在に飛び回る球体が防衛省で開発されたのか。その目的は?

「例えば、災害地での生存者などの捜索です。足場を必要としないため、人間が立ち入るのが困難な被災現場での活動が可能です。また、高所からの監視や窓越しの偵察などもできることから、国防での役割を担うことも期待されます。今後、この試作品を改良し、実用化につなげていきたいと思います」

 しかも、材料費はたったの11万円。ほとんどの部材は秋葉原で購入したというから恐れ入る。SFの世界が現実になる日も近い!?

「フライデー」2011年9月16日号より


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