この著者に聞け
2011年10月04日(火)

藤田晋サイバーエージェント社長「どうやって利益を得るかは流行ってから考えればいい。最初のリードが肝心です」

見城徹氏との共著『憂鬱でなければ、仕事じゃない』がベストセラー

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 6月に幻冬舎社長・見城徹氏との共著『憂鬱でなければ、仕事じゃない』(小社刊)を上梓したサイバーエージェント社長・藤田晋氏。名物編集者である見城氏とWeb業界をリードしてきた若手起業家との意外なコラボは、7万部のベストセラーになっている。見城氏との出会いから出版の経緯、ビジネスパーソンとしての心構え、そして進化し続けるメディア業界への展望を率直に語ってもらった。

『憂鬱でなければ、仕事じゃない』
著者:見城 徹,藤田 晋
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 ---最近売れているビジネス書は、「最短距離で成功に導く」といった、いわゆる「ライフハック」的な本が多い。今回の著書はその真逆。成功には近道などないことを説いた、ある意味泥臭い内容ですよね。

「実は、あらかじめ読者層を意識していなかったんです。今回の本は、義理人情の話が多いので、年配の人に支持されるのかと思っていたのですが、蓋を開けたら、20代30代の人からの反応がいい。20代が多いサイバーエージェントの社員からの評判もよかったんですね。それに、テレビ業界や芸能関係などメディア界の知人からの反響が大きかった。メディアをめぐる義理人情の話がウケたのでしょうか。逆に金融業界の方からは、あまり支持されている実感がないですね(笑)」

 ---見城氏との出会いのきっかけは?

「初めてお会いしたのは10年ほど前、作家の山川健一さんのメルマガをサイバーエージェントで担当することになり、その縁で見城さんと知り合ったんです。見城さんの第一印象は・・・、やっぱり怖い感じがしましたね。でも、見城さんのことをよく知るにつれて、その印象は消えた。むしろ、見城さん自身がおっしゃっているように、単純な、シンプルな人だと思うようになったんです。

 そして、その後、いろいろなビジネスを一緒にやるようになったので、仕事を通じてたくさんの影響を受けました。月に一度ミーティングをやっていたのですが、僕や、うちの副社長はいつも見城さんから学ばせてもらっていました」

 ---具体的には、どのようなことを学んだのですか?

「僕は、24歳で会社を興して26歳の時に上場したので、いろいろ大変な目にも遭いました。事業規模が拡大すればするほどしがらみが増えました。またあまり突出すると堀江貴文さんのように痛い目にも合う人もいるわけです。でも、縮こまっていてばかりではつまらない人間になる。おもしろい仕事もできない。

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