ソーシャルウェブが未来を創る!
2011年09月06日(火) イケダ ハヤト

若手スタートアップ起業家が増えている3つの理由
世界に飛び出した「Wondershake」

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「Wondershake」HP

 本連載でも数多く取り上げているように、日本でもウェブサービスを事業をした起業(いわゆる「スタートアップ」)が増加しています。その中でも特に増加しているのは20代〜30代前半の若い世代による起業です。本日は、若手スタートアップが増えている理由について3つのポイントで考察してみました。

1. 「大企業勤務」の魅力が失われつつある

 一昔前までは「大企業で終身雇用」というのが理想のキャリアだったかも知れませんが、今や終身雇用も崩れ、大企業に勤めることは以前ほど魅力的ではなくなりました。

 奇しくも、私自身も入社一年目の会社(従業員25,000人規模)が、入社直後に合併し、翌年大規模なリストラをする、といった経験をしています。JALの破綻、東京電力の問題などを見ても「大企業だから安心」というのが幻想であることは、若い世代に限らず既に常識となっている言っても良いでしょう。

 最近の学生は就活市場が厳しいこともあり、高学歴層でもスタート時点から大企業を選択肢から除外する人すらいます。誰もが羨む企業の内定を蹴って、スタートアップを起業する学生も散見されます。「大企業勤務」の相対的な魅力減が、ウェブサービスによる起業をドライブさせているように私は感じています。

2. 起業に掛かるコストが激減している

 今やウェブサービスを作るコストは劇的に下がっています。極論、プログラミングの技術と月額980円のレンタルサーバーさえあれば、ウェブサービスを世界に羽ばたかせることができてしまいます。

 Facebook, Appleなどのプラットフォームが浸透することで、世界への挑戦も容易になりました。WonderShakeというiPhoneアプリケーションで起業した鈴木さんはTV番組のインタビューの中で、「(海外に進出するのは)まぁ普通かな」と語っていました。もう世界で挑戦するのは「普通」なんです。

 スタートアップ期の企業に小額の事業資金を提供する「インキュベーター」も増加傾向にあり、チャレンジの資金も手に入りやすくなりました。Open Network Labネットエイジサムライインキュベートサイバーエージェント・べンチャーズMOVIDA JAPANなどのインキュベーターが門戸を開いています。

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