霞が関人脈 岐阜県
桜井内閣官房副長官補は岐阜高卒

 県内屈指の名門・県立岐阜高の出身者を中心に霞が関で人脈を築いている。同校のOBには、経済産業省で商務流通審議官などを経て就任した古田肇知事(東大法71年)や全国知事会長を務めた梶原拓前知事、商社マンから転身した細江茂光 岐阜市長などの人材を輩出している。「知将」といわれた元西武ライオンズ監督の森祇晶氏の母校でもある。

桜井修一氏

 防衛省運用企画局長からこの夏に内閣官房副長官補に就任した桜井修一氏(東大法79年防衛庁、写真)も岐阜卒。「2年生の時に学校創立100周年を迎え学校が盛り上がった。1学年10クラス460人いて、東大など主要大学に200人以上合格した」と話す。

 総務省では、06年7月から1年間事務次官を務めた松田隆利氏(京大法71年行政管理庁)、中部管区行政評価局長から行政評価局審議官になった井波哲尚氏(東大法80年総理府)、内閣府公益認定等委員会事務局長の駒形健一氏(東大経80年総理府)、総務課参事官の原田淳志氏(京大法83年自治省)が岐阜の卒業生だ。内閣府地域主権戦略室参事官の野村善史氏(東大法85年自治省)は、女優・岩下志麻氏の夫で映画監督の篠田正浩氏らが出ている県立加納高の出身だ。

 国土交通省では、航空局長の本田勝氏(東大法76年運輸省)と大阪国際空港長の加藤敏氏(京大工79年運輸省)、中部地方整備局次長の富田英治氏(東大院工79年運輸省)、航空局交通管制部交通管制企画課長の寺田吉道氏(東大法89年運輸省)が岐阜卒。寺田氏は「自由な校風だった」と話す。現役出向組では「住宅金融支援機構」理事長代理の河村正人氏(東大法79年建設省)と「都市再生機構」理事の石井喜三郎氏(東大法79年建設省)が岐阜を出た。

細野哲弘氏

 経済産業省では、特許庁長官など主要ポストを歴任した前資源エネルギー庁長官の細野哲弘氏(京大経76年通産省、写真)が岐阜を出ている。貿易経済協力局技術協力課長の土本一郎氏(東工大院理工85年通産省)は加納、中国経済産業局長の井辺国夫氏(中大法75年通産省)は県立斐太高の出身だ。

 斐太は高山市あり、県内で2番目の歴史を持つ。卒業式と同時に行われる別離の行事「白線流し」が有名だ。男子の学帽の白線と女子のセーラー服のネクタイを結んで学校の前の川に流し友情を誓うという。国島芳明高山市長も出ている。財務省では、金融庁証券取引等監視委員会事務局次長の大森泰人氏(東大法81年大蔵省)がいる。同庁証券取引等監視委員会総務課長の寺田達史氏(東大法84年大蔵省)は加納を、国税庁課税部法人課税課長の中田悟氏(一橋大87年大蔵省)は下呂市の益田清風高を出ている。

 厚生労働省では、環境省水・大気環境局総務課長に出向している粕谷明博氏(京大院工79年厚生省)がいて岐阜卒。雇用均等・児童家庭局雇用均等政策課長の吉本明子氏(東大経85年労働省)が加納を出た。