「狭告」「狭報」から組み立て直せ

1台が1800万円する大型機械を買うためにファンドを創設した

 小沢(民主党元代表)対菅(首相)の児戯にも等しい意地の張り合いに国民はうんざり。民主党政権は自己破産への一本道。では、次は自民党なのか、みんなの党なのか・・・そうした既存の枠組みではないところに、新たな胎動を見つけた。

岡山県の山の中で

 12月15日の夜、東京・秋葉原の中学校跡の建物の地下で「投資家忘年会」が開かれ、約50人の投資家とその予備軍が集まった。

 投資の対象は、岡山県西粟倉村の林業再生と、そのための割り箸工場の支援だ。

 東京の林業コンサルタント会社「トビムシ」が2009年春に「共有の森」という日本初の森林再生事業ファンドを立ち上げ、2009年は一口5万円(最大10口まで)で、約250人の投資者を集めた。2010年も第2期のファンドと、兄弟ファンドの「ワリバシファンド」を募集している。

 西粟倉村では「百年の森林構想」に基づいて、植林から約50年経った5000ヘクタールのスギ、ヒノキの人工林の間伐作業を行っている。このための大型機械の購入費(約5000万円)を、ファンドで賄うことにしたのだ。

 スギ、ヒノキは1ヘクタールあたり約3000本の苗木を植え、間伐しながら、100年後に約600本にしていく。この間伐を怠ると、木は育たなくなり、森林全体が不良資産になってしまう。

 11月上旬、私は西粟倉村で間伐の現場を取材した。うなりを上げるチェーンソー。倒れた木材を切って運ぶ大型機械のカバーには、マジックインキで「何百年先までこの想いがつながりますように」「西粟倉村の創造力と団結力は日本の林業を変えるでしょう」などと書かれている。

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