田原総一朗×山口絵理子(マザーハウス社長)対談「失敗から学んだ『自分思考』という生き方」
最貧国で活躍する女性起業家に聞く 第4回

vol.3はこちらをご覧ください。

次に挑戦する国は?

田原: 次にまた新しい国で挑戦をしようと思っていますか?

山口: 今はインドネシアや、スリランカにとても興味はあります。まだ具体的ではありませんが。

田原: インドネシアでは何をするんですか?

「バティックプリント」〔PHOTO〕gettyimages

山口: 「バティックプリント」という技術があるのですが、先日、インドネシアのユドヨノ大統領とお目にかかる機会があったときに、私が「バティックプリント、いけてないですよね?」と言ってしまったら、「日本に、たくさん売りたいんだけど、何がいけないと思う?」と逆に質問されました。「うーん、色もデザインもいけてないです」と正直に話をしたら、「ぜひ、一緒にやりましょう! インドネシアにいい工場があるし」とおっしゃってくださったんです。

 といっても、インドネシアの政治とか抱える問題は、まだわかりませんが、インドネシアに限らず、マザーハウスが可能性を引き出せる途上国は、もっともっと他にもあるのかなと思っています。バティックプリントだって、きっと大量生産でつくるものより、昔からの職人さんもいるはずで、その人たちが作ればきっといいものができるはずなんです。

田原: インドネシアは人口2億5000万人ですからね。日本の二倍です。バングラデシュも多いですよね。

山口: 1億5000万人です。

田原: ネパールは?

山口: 2500万人です。

田原: スリランカも考えていらっしゃる?

山口: 先日行ってきたのですが、こんなに天国のような国はないと思いました。道はきれいだし、水はきれいだし、タクシーは時間どおりに来るし。この国には、マザーハウスは必要ないな〜って思ったので、いま検討中です。

田原: ネパールのタクシーはどうですか? 流しのタクシーに乗ったら危険ですよね、強盗とかありそうです。

山口: タクシーは観光の国だから、流しのタクシーはふつうにあります。でも、ホテルの水道の蛇口からは黄色い濁った水が出てくるわけです。だから、スリランカが天国に思えたのです。

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