永田町ディープスロート

情報収集能力ゼロ
民主党の「外交」はなんと自民党頼み

2011年01月06日(木) 週刊現代
週刊現代
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 情報収集能力、分析力、人脈そして経験―。これら、外交政策に求められる基本中の基本が民主党政権に備わっていないことは尖閣諸島問題で露(あらわ)になったが、北方領土で新たな動きが出始めていることを素早くキャッチしたのは、やはり菅政権ではなかった。

 12月上旬に開かれた自民党外交部会で、ロシア通の議員から驚くべき情報が報告された。

「ロシアは12年までに択捉(えとろふ)島に3500m級の滑走路建設を計画している。12年はロシアがAPECの議長国。首脳会議開催は無理にしても、事務レベル会議か閣僚級会議を択捉で開くつもりだ」

 この報告に誰よりも敏感に反応したのが、オブザーバーとして出席していた内閣府の官僚だった。必死にメモを取りながら、こう発言したという。

「自民党の情報ではありますが、すぐに総理や官房長官に報告してもよろしいでしょうか」

 実はこの手の話は「珍しくない」(自民党閣僚経験者)。外交部会で報告された内容が与党に流れ、数日後に政権側の発言になるケースは茶飯事だという。よりによって、最大の敵である自民党からの情報に頼っているとは、民主党には情報収集能力だけでなく、プライドもないのだろう。

 自民党シャドウ・キャビネット外務大臣である小野寺五典衆院議員が言う。

「私たちの情報が流れたとしても、それが外交の役に立つのなら、国益という観点で考えれば目くじらを立てても仕方ないのかな。ただ、限度はある。通常国会では、民主党政権の外交力のなさを徹底的に追及しますよ」

 いい加減に仮免気分は卒業してほしい。


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