石川遼、来季賞金王奪還へ父が 明かす「息子に足りないもの」
ドライバーの飛距離ベスト3入り、バーディー率 No.1でもトップになれなかった
「JTカップ」最終日の13番でダブルボギーを叩き、石川は「あーあ」と大きな声を出して、がっくりと肩を落とした 〔PHOTO〕小檜山毅彦(以下同)

[取材・文:柳川悠二(ノンフィクションライター)]


  逆転賞金王を目指して臨んだ今季男子ツアー最終戦の「日本シリーズJTカップ」で、7位に終わった石川遼(19)は、自宅に帰っても普段と変わらぬ様子だったという。石川の父・勝美氏が明かす。

「落ち込んだ様子は、まったくありませんでした。もともと賞金王には価値がないと、彼には言っていたのです。いくら稼いだかより、最多勝こそ最高の栄誉だと思っています。池田勇太選手(24)の4勝には及びませんでしたが、3勝を挙げられました。遼はまだ19歳で、今は力を付ける時期。長い目で見てください」

 6オーバーと大叩きした初日、石川はラウンド後にコーチでもある勝美氏と居残り練習を敢行し、スイングの微調整を行っていた。石川はその日の会見で、2日目以降の猛チャージを"公約"した。

「皆さんはどう思うか分かりませんけど・・・残り3日間で15打差を縮めるのも、僕にとっては"夢のまた夢"ではなく、"夢"ぐらいの感じ(笑)。まだ諦めない」

「JTカップ」の初日は最下位に終わった。11番バンカーからの第3打は、松の木に引っかかってしまった